第23話 それぞれの時代

文字数 1,266文字

 さて、閑話休題、2話目です。引き続き、「冥合奇譚」のシリーズについて。
 「月龍の章」を始め、それぞれの時代の骨子は決まっています。

・古代中国時代(月龍の章)
・ローマ時代(カエサル周辺)
・ヨーロッパ中世(歴史背景はほぼ白紙)
・戦国時代(日本)
・現代(日本)

 中世ヨーロッパと戦国時代の間に、平安時代なんかもなんとなーく考えてみたりはしています。
 ちらっちらっとストーリー展開も浮かんではいるのですが、私が平安時代についてまるっと知らないので保留にしています。
 役小角から連なる修験道、そして安倍晴明に代表される陰陽師。「冥合奇譚」の現代への道標となり得るお話……

 あれ? なんかよさげ。ちょっと本格的に考えてみよう。

 前回も申し上げました通り、シリーズであり連作のようにはなっておりますが、一話完結です。(一話というにはそれぞれの時代が長いですが)
 時折、匂わせ程度に違う時代の話が出てくるかもですが、今のところネット上で公開しているのは、一番初めの時代である古代中国と現代日本だけです。
 なので、安心してどちらでも、お好きな方からお読みくださいませ。ちなみに無印「冥合奇譚」はエブリスタ様、アルファポリス様にて公開しております。(宣伝)

 現代日本が本編、他の時代は外伝、といった感じかもしれません。
 ――連作よりこちらの方がわかりやすい説明かも、ですね。

 が、それぞれ独立しているとはいえ他の時代もお読みいただくとより楽しめる――そんな作品にしたいと思っています。
 集約した現代、無印「冥合奇譚」では各時代のことに言及しております。
 主には現在連載中の古代中国と戦国時代です。

 実は、時系列ではなく戦国時代から書きたいと思っておりました。
 その中のとあるキャラが、とてもお気に入りなのです。

 余談ですが、自分のキャラに惚れるとかw みたいな話を聞いたりもしますけど、私は自キャラ大好きです。作者が好きになれないようなキャラ、誰が愛着持ってくれるのよ、的な考え方をしております。

 そして、戦国時代に現れるそのキャラには、私の理想をつめこんでいたりします。
 いわゆるチートに近いのかしらと思わないでもないくらいのキャラです。ずっとずっと考えてきて、もちろん設定も固定し、なんなら友達にでもなった気分でいるくらい思い入れがあります。
 なので早く誰かに読んでいただきたい、早く書きたい、なんなら今すぐにでも!

 とかいう気分ではあるのですが、私は戦国時代に関する知識をまるっと持っていない……!(こればっかり)

 けど書きたいー!
 お、それなら戦国時代じゃなくて、私でも知ってる現代日本に登場させたらいいんじゃない?

 みたいな、閃きというよりも暴挙に近い思いつきでした。
 慎重に下調べなどを行っているように見えて行き当たりばったり、それが私クオリティー。「背徳者」の頃から変わっておりません。
 ちなみにそれがなかったら「現代編」はきっとなかったでしょう。
 おかげで現代編の、これまた思い入れのあるキャラも生まれてくれました。結果オーライです。
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