第1話 きっかけ
文字数 1,617文字
阿呆なタイトルしか思いつきませんでした……なんでしょうこの、ネーミングセンスのなさ。
まぁいっか。ではまず、お話を書き始めたきっかけについて。
……なんて、大層なものではないのですが。
私の癖と言いますか性格と言いますか、とりあえず好きになったものには手を出さずにはいられなかったりします。
なので、あれこれ手を出しています。器用貧乏というか、大体好きなものは始めるとすぐ「初心者にしては上出来」とお褒めいただけることが多いです。
できそうなものは、初見で理屈というか構造というかがわかるのですよね。
逆に言えば、初見で理解できないものは無理。どう努力しても上達できない。
もっとも器用貧乏たる所以、できるものもあくまで「初心者にしては上出来」レベルで、中途半端で終わることが多かったりします。
ちなみに手を出してみたものたち。
テニスやって合唱やって絵を描いて、本大好き読書三昧、ケンシロウみたいになりたい! とか言って筋トレしてみたり、編み物楽しい、アクセ作りも好き、空手やってバンドもやって――
そしてそのうちのひとつが、物語をつづるという作業でした。
小説を書き始めたのは、中学生の頃。
当時、「アニパロコミック」という雑誌がありまして(年齢がバレますが)、好きだったアニメのパロディ作品が多く載っていました。
なるほど、こんなジャンルもあるのか! と、興奮した記憶があります。
中には漫画だけではなく、小説もありました。
小学生の頃からふにふに落書きなどはしていましたが、漫画を描くほどの画力はなく。
また、描けるようになるための努力にまで至らず。
子供だった私は、文章なら書けるんじゃね? と軽く考えてしまったのが始まりです。
……もちろん、そんな簡単なものではありませんでしたが。
というわけで、いわゆる二次創作と呼ばれるものから私の創作人生は始まりました。(いやだからそんな大層なものでもありませんが)
ちなみにそのジャンルは、未だに細々と続けていたりします。愛が消えない……(笑)
そしてそのアニメでキャラクターデザインや作画監督をされていた方が、とある小説の表紙と挿絵を描いていらっしゃいました。
その作品の名は、「アレキサンドリア物語」
ローレンス・ダレルの方ではなく、コバルト文庫から出版されていた作品です。
主人公はかの有名なクレオパトラ7世。
オリジナルのキャラクターはもちろん、カエサルやアントニウスなど、歴史上の人物も多く登場しました。
「神の子」といったファンタジー要素を絡め、史実を織り交ぜながらお話は進んでいきます。
――これがもう、面白い。
どこまでが史実で、どこからがフィクションなんだろう。元来の好奇心というか知識欲旺盛な性格が災いして、史料を漁り始め――無事、歴史沼に沈みました。
アレキサンドリア物語のあとがきで触れられていた、作品名は出されていませんでしたが「家康は関ヶ原で死んでいて、それ以降は影武者だった」という作品にも、ものすごく影響を受けました。
お話の中で史料を提示し、読者に根拠を納得させた上で実際の史実とは違う展開をする物語。
もしかしたらこれが真実かもしれないと思わせる説得力。
「表面的な事象を見れば相違していない」
「けれどもっとドラマティックな展開」
私が歴史(特に有名な歴史上の人物)を題材にしたお話を書くときの、根本的な姿勢がここにあります。
――ついでに、長編小説の「最初の一文」と「最後の一文」を同じ文章にする、というこだわりは、アレキサンドリア物語に学びました。
ノベルデイズではまだ「背徳者」のみの投稿ですが(2020年10月現在)、他作品も同じです。
これから先、他の作品を投稿し始めた場合、そこにも注目していただけると嬉しいです。
まぁいっか。ではまず、お話を書き始めたきっかけについて。
……なんて、大層なものではないのですが。
私の癖と言いますか性格と言いますか、とりあえず好きになったものには手を出さずにはいられなかったりします。
なので、あれこれ手を出しています。器用貧乏というか、大体好きなものは始めるとすぐ「初心者にしては上出来」とお褒めいただけることが多いです。
できそうなものは、初見で理屈というか構造というかがわかるのですよね。
逆に言えば、初見で理解できないものは無理。どう努力しても上達できない。
もっとも器用貧乏たる所以、できるものもあくまで「初心者にしては上出来」レベルで、中途半端で終わることが多かったりします。
ちなみに手を出してみたものたち。
テニスやって合唱やって絵を描いて、本大好き読書三昧、ケンシロウみたいになりたい! とか言って筋トレしてみたり、編み物楽しい、アクセ作りも好き、空手やってバンドもやって――
そしてそのうちのひとつが、物語をつづるという作業でした。
小説を書き始めたのは、中学生の頃。
当時、「アニパロコミック」という雑誌がありまして(年齢がバレますが)、好きだったアニメのパロディ作品が多く載っていました。
なるほど、こんなジャンルもあるのか! と、興奮した記憶があります。
中には漫画だけではなく、小説もありました。
小学生の頃からふにふに落書きなどはしていましたが、漫画を描くほどの画力はなく。
また、描けるようになるための努力にまで至らず。
子供だった私は、文章なら書けるんじゃね? と軽く考えてしまったのが始まりです。
……もちろん、そんな簡単なものではありませんでしたが。
というわけで、いわゆる二次創作と呼ばれるものから私の創作人生は始まりました。(いやだからそんな大層なものでもありませんが)
ちなみにそのジャンルは、未だに細々と続けていたりします。愛が消えない……(笑)
そしてそのアニメでキャラクターデザインや作画監督をされていた方が、とある小説の表紙と挿絵を描いていらっしゃいました。
その作品の名は、「アレキサンドリア物語」
ローレンス・ダレルの方ではなく、コバルト文庫から出版されていた作品です。
主人公はかの有名なクレオパトラ7世。
オリジナルのキャラクターはもちろん、カエサルやアントニウスなど、歴史上の人物も多く登場しました。
「神の子」といったファンタジー要素を絡め、史実を織り交ぜながらお話は進んでいきます。
――これがもう、面白い。
どこまでが史実で、どこからがフィクションなんだろう。元来の好奇心というか知識欲旺盛な性格が災いして、史料を漁り始め――無事、歴史沼に沈みました。
アレキサンドリア物語のあとがきで触れられていた、作品名は出されていませんでしたが「家康は関ヶ原で死んでいて、それ以降は影武者だった」という作品にも、ものすごく影響を受けました。
お話の中で史料を提示し、読者に根拠を納得させた上で実際の史実とは違う展開をする物語。
もしかしたらこれが真実かもしれないと思わせる説得力。
「表面的な事象を見れば相違していない」
「けれどもっとドラマティックな展開」
私が歴史(特に有名な歴史上の人物)を題材にしたお話を書くときの、根本的な姿勢がここにあります。
――ついでに、長編小説の「最初の一文」と「最後の一文」を同じ文章にする、というこだわりは、アレキサンドリア物語に学びました。
ノベルデイズではまだ「背徳者」のみの投稿ですが(2020年10月現在)、他作品も同じです。
これから先、他の作品を投稿し始めた場合、そこにも注目していただけると嬉しいです。