11月29日 気持ちの確認

文字数 598文字

某日、作者は無職収容施設に呼び出されました。
結論から言って、秋照はしばらくの間、ニートになります。
理由は、収容所の人にまだ働きたくありません、と伝えたからです。
甘えだ、というのは簡単なのですが、作者は今まで生きてきた中で、喜びのようなものを感じたことがありません。まあ、病気なので。
生きる喜びのない中で仕事をしても、最終的には倒れるでしょう。自分の肉体に嘘はつけないのです。
言ってしまえば、自分には生きる目的がないのです。
仕事をするだけでなく、生きていく、というは本来大変なものです。様々な苦難が待ち構えています。
病気の人に、とりあえず生きていなさい、と言うことは簡単ですが、命のコストはすさまじく重いのです。とりあえず生きて、とりあえず仕事して、とりあえずご飯を食べる、というのは、やめてください。そんなもの、命のコストに見合いません。
まあ、作者も6か月後には仕事を紹介されるのですが、社会人である前に、人間として生きていかなければならない、そう判断されました。
素直な感想ですが、収容所の知的障碍者が、生き生きとしていました。仕事はまじめにやっているけれど、楽しそうだった。合間の時間にアニメの話をするし、今、私が何に熱中しているのか、というのを質問してくることだってあったのです。生き生きしている。
仕事をするため収容所に行ったのですが、なんだろうな、結局、人間は人間として生きていくんだねえ。
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登場人物紹介

体験者(秋照)

行雲流水な人生、最高じゃないか!

と思って生きているが、自己紹介で何も言えなくなった低知能人間


国営鉄道やバスが無料になるというチートスキルを持つが、運動不足を心配してロードバイクを買うなど能力を生かそうとしない低知能人間


現に狂人だが『普通の人』である。

芸人たちの狂人っぽさが、正直笑えん……

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