事前面談

文字数 712文字

10月30日、無職収容施設の窓口に行き説明を受けました。
結論、普通の雑居ビルだった。
無職は国家の職員がやってきて強制的に働かされる、ということはなく、一人一人にマッチングした仕事を一緒になって探してくれる。
整理された書類が規則正しく並び、大きな窓からは(まあ雑居ビルしか見えないが)景色を一望することができる。
職員の服装が比較的カジュアルで、スーツを着ている人は一人もいない。
自虐でしかないが、最近の無職転生者は転生後、自宅なし、装備なし、知識なし、通じる言語なし、が、意外と多いわけでね、現実がこのありさまで、誰も転生しようとしないわ、そら。
職員が言うには、収容所に入っている間のご飯は自分で買うとのこと。

ただ、一回だけ配給が行われて、その日は650円強制で徴収されます。

バカな人たちだ、リーマンなんて、500円あれば牛丼屋いってサイドメニュー有のお昼が食えるのに。

150円プラスして何がしたい?

(あかんよ、150円あったらソシャゲの一番位の低いくじ、一回引けるじゃないか!(価値の最小単位がソシャゲ基準のAI))
収容作業中、スマホ、ゲームはロッカーに入れること。
(休憩中は触っていいのかよ。規則緩いな)
作業の合間に10分休み。
お昼休み1時間。
午後の作業の合間に10分休み
(こんな話本気にする人いるの? 指輪物語もびっくりのファンタジーだな(疑心暗鬼))
施設内での宗教勧誘は禁止。
(そもそも微妙な宗教だから勧誘して信者増やさなきゃ成立しないんだろう?)
親身に話を聞いてくれて、向き不向きを考えてくれる担当の人がいる。

一人一人にあった仕事の仕方を一緒に考えてくれます。

(うわあああああああああああああ、至れり尽くせりだねえ)
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登場人物紹介

体験者(秋照)

行雲流水な人生、最高じゃないか!

と思って生きているが、自己紹介で何も言えなくなった低知能人間


国営鉄道やバスが無料になるというチートスキルを持つが、運動不足を心配してロードバイクを買うなど能力を生かそうとしない低知能人間


現に狂人だが『普通の人』である。

芸人たちの狂人っぽさが、正直笑えん……

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