第21話 人工衛星流星群

文字数 141文字

 やっと自宅の最寄り駅に着いた。
 鉛のような足を引きずって改札を出たが、駅前のタクシーは出払っていて間の悪さに舌打ちをした。
 不意にあたりが明るくなった。見上げると青白い流星群が夜空を埋め尽くしている。俺は役目を終えた人工衛星たちが落とされることになったというニュースを思い出した。
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