第32話 スマホの着信

文字数 141文字

 スマホの着信が鳴り響いて舌打ちをした。
 女に別れを告げてから毎日これだ。俺の胃がギリギリと痛む。
 無視をし続けても止まらない着信音にしびれを切らし俺は通話を押した。
「さっさとくたばれ、アバズレッ!」
 それだけ言い捨てて切った。
「あんたも死ね」
 左耳に生臭い息と言葉が吹き込まれた。
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