第34話 生ごみ

文字数 141文字

 ごみ捨て場で鼻を突く腐敗臭と野良猫に出会った。
 猫は防猫ネットをものともせず燃えるゴミを漁っている。おかげで路上には溶けた魚の頭やウジ虫でひどい有り様だ。私は顔をしかめつつ、慎重に横を通りすぎようとした。
 ふと猫がこちらを振り返った。
 私は猫が口にくわえているもので悲鳴を上げた。
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