第29話 秋の足音

文字数 140文字

 近所の空き地の草むらにすすきの穂が出始めていた。もうじき綿のような種が出てくるだろう。
 ついっと後ろから赤トンボが2匹群れ飛んでいく。夫婦だろうか。2匹はあっという間に見えなくなった。
 気付けばヒグラシの声も聞こえなくなった。
 秋だなあ。
 私はひつじ雲の広がる晴れ空を見上げた。
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