文字数 378文字



夕日が消えて行く向こうには
隠してしまいたい昨日までの抜け殻が
いつでもそこに戻れるぞと
笑いながら手招きする
振り払うように写真に収めて
二度と醜さを見ることの無いように
これ以上ない美しさで葬る
明日を彩る自由を手にした僕たちには
振り返る暇なんてないのだから
たくさんの誘惑や魅惑には
いつだって狙われているけれど
一人じゃない僕たちは
取り込まれさえしなければ
そんなモノは未来への踏み台なだけだと
僕たちはもう気づいているから
簡単に振り切ってサヨナラと告げられる
知識だけが武器じゃないし
経験だけが防具でもない
そこにじっとしているくらいなら
誰かのイイネに背中を押されて
一歩足を踏み出せばいいらしい
そこから伸びる先の道は
同じじゃないけど
いつかどこかで交わって
誰かの背中を押せる日が来る
間違えても躓いてもいいよ
僕たちの誰かが手を差し伸べるから
さあ行こうよ君の道は
すぐそこにあるから

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