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文字数 344文字


深夜2時過ぎのハイによる
好きな曲のドラムの音に合わせて
スティックを振る高揚感
あんまり上手くないから
少し誤魔化しながらも
それなりに合わせてみるだけで
何となく一緒に奏でてる気分になれる
たったそれだけのことでも
幸せになれちゃう安い気持ち
でもそのくらいでいいと思う
好きな俳優さんが出る映画に
一緒に納められたいからと
エキストラに応募したとかの
若さからくる行動意欲に似てる
声も出さずにカラオケして
心の中で大声で叫ぶ
キーを合わせる必要もないから
叫んで叫んで叫びまくって
いい夢見れそうな開放感
一人で寂しいなんて事はない
誰かとは繋がってるし
この自由な時間は
私だけのものだから
みんなが寝てるという背徳感に
ますます睡魔はどこへやら
もうしばらく
大好きなあの人の歌声に
音も立てずに踊ろう
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