文字数 590文字



何をしても中途半端
仕事も恋も何もかも
真面目にやるのはガラじゃない
でも器用じゃないから
立ち回りは上手くない
普通でいいのに
普通ではいさせてくれない
やりすぎるとポキッと折られる
プライドなんて何もない
きっかけすらない
向上心すらない
最近では1人でいいやって
何をしても投げやり
やればできるって子供みたいに
思ってたこともあるけど
それももう疲れた
何を目標にすれば良い
答えが返るなんてないのに
空に向けてつぶやいた
それでも生きていかなきゃ
いけないのなら
僕に何か課題をください
先生みたいに宿題を
解けないくらいの山積みで
参考書は巷に転がってる
誰かに何か押し付けられるのは
死ぬほど嫌なのに
誰かに何か押し付けられないと
生きられないようにされたのは
僕だけじゃないはず
なのに逃げることも出来ないなら
僕たちはどこへ行けばいいの
そうやってもがいて転んで
たどり着いた先に見つけたのは
逃げても頑張らなくてもいいって
一番簡単な答えだったんだ
誰も教えてくれないから
ものすごく遠回りしてきたよ
そんな風な悪態もついた
でも気がついたんだ
誰も教えてくれなかったけど
いつでもそこに答えが
大きな扉を開いて待っていた
見ないようにしてたのは僕だったんだ
アドバイスという名のトラップは
ちっとも優しいものじゃなかった
がんばれと言う言葉はパテのように
僕の道を塞ぐ要らないものだった
流されないくらいの力が
僕の中にまだあったから
歩いて行くよ自分の足で


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