推理1(将史犯人説)

文字数 186文字

 将史が両親を溺死させ、その罪を武志にかぶせたのなら、動機になる。将史にはギャンブル壁がある。父親にとがめられ殺したとしても不思議ではない。危険を冒して、乗っている車を真冬の川に転落させるか?しかも、助手席の窓を開け、運転手席側のドアから逃げるのは、脱出方法としては合理的だ。
 だが、病室から武志を突き落とすのは時間的に不可能だ。夜中に落ちたのなら面会時間は過ぎている。
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登場人物紹介

武志

自分が死んだ理由を霊になって調べる

事務計算会社営業の係長補佐

主な仕事は電話番

運転は苦手でほとんどしない

酒は飲めない

将史

武志の兄

両親の死後、家業の買取屋を継ぐ

出張買取が多く、運転は得意

鈴木係長

武志の上司

気が弱く、酒好きで、おっちょこちょいのお調子者

議員の息子

親の秘書。議員を守るためなら死をもいとわない


看護師

武志を担当していた

気が弱い

保険会社の課長

取引先の武志をとても気に入って、担当に指名

武志の勤める会社社長の中学での先輩

スリの男

公園に住み着いている

武志と将史の父

一代で財を築いた

還暦

豪華客船の旅が夢

武志と将史の母

武志の友人

病院の掃除のおばちゃん

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