警察(交通課)

文字数 250文字

「両親が亡くなった事故を洗い直しましたが、今となっては証拠が不十分ですね。」
「川に転落した際、脱出できたのは、武志、本人と助手席にいたとされる兄の将史。後部座席の両親は溺死。兄、将史の証言だけですので、実際にはどちらが運転していたかは確認できませんが、事故の直前の検問で運転していた兄に微量のアルコール反応があったため、弟と運転を代わったのを検問に当たっていた警官が見ています。」
「兄が運転していたのなら、生きていられると困るというわけか。」
「弟が死ねば、遺産を独り占めにもできるわけですし。」
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

武志

自分が死んだ理由を霊になって調べる

事務計算会社営業の係長補佐

主な仕事は電話番

運転は苦手でほとんどしない

酒は飲めない

将史

武志の兄

両親の死後、家業の買取屋を継ぐ

出張買取が多く、運転は得意

鈴木係長

武志の上司

気が弱く、酒好きで、おっちょこちょいのお調子者

議員の息子

親の秘書。議員を守るためなら死をもいとわない


看護師

武志を担当していた

気が弱い

保険会社の課長

取引先の武志をとても気に入って、担当に指名

武志の勤める会社社長の中学での先輩

スリの男

公園に住み着いている

武志と将史の父

一代で財を築いた

還暦

豪華客船の旅が夢

武志と将史の母

武志の友人

病院の掃除のおばちゃん

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み