文字数 393文字



キラキラの向こう側には
夢の世界も偽りの世界も
扉を開いて手招きする
足を踏み入れたい気持ちと
遠くで眺めていたい気持ちが
ゆらゆらと揺らめいて
もう少し若かったならとか
何かとダメな理由をつけて
躊躇っているうちはその向こうは
僕がいくべき世界じゃない
手招きされる人は僅かで
選ばれては散っていくのは
見えないだけでいくつもの
つぼみは咲くこともなく
枯れ果てて消えてることは
足元が暗過ぎて見えないけど
華やかにうつろいゆく様を
魔法の眼鏡で眺めているのも
それもそれで楽しげな遊び
出来ること出来ないこと
まだ自分では見つけられないけど
本当に好きなことなら
誰かに止められても
無理だと説得されても
意地になってやり続けられる
ならそれはほんの少しでも
あの岸の向こう側への
遠回りの近道かもしれない
嵐の夜それを手放すか手放さないか
自分で決めたらいい
お金や時間を捨ててまでも
その手に持つものが残ってるなら
それは僕が見つけた生きる道
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