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文字数 262文字
絡んだ糸をほどく
指の白さとしなやかさに
時を忘れて眺めてしまった
切って仕舞えば
簡単なのにと
笑いながらもいつまでも
あなたは挑みながら
楽しんでるから
僕は愛おしくなってた
無駄なことでも過程の中に
他で味わえない何かがあるなら
そんな時間も
誰にも壊せないもの
自分が良ければ
いいんじゃない
気が済むまで夢中になれる
そんな姿が
羨ましくもあり眩しくもあり
他人の言葉なんて
気にすることないよ
その人にはその人の
あなたにはあなたの
それぞれの楽しみがあるから
面白いと思う
全員の価値観が同じなら
その全ては
機械でいいんじゃない
他人もあなたも僕も
違うものだから