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文字数 266文字



風に揺られて
舞う花びらが
ベタに君の髪に
ヒラヒラと落ちて
面白いから
黙って見てたら
いつのまにか
飾りの様になってた
近くのカフェに入ったら
店員さんが
くすくす笑い出すから
窓に映る二人を
眺めると
自分の頭にも
同じように
面白いくらいに花びらが
散りばめられてるから
取り合うのも面倒になったし
この時期だけの季節の
ギフト楽しみながら
うちに帰るまで落とさないように
2人で変に気を使い
風に逆らいながら歩いた
楽しいことがないのなら
何か見つけたらいい
僕ら2人は
たいしたお金もないけど
そんな楽しさだけで
笑い合える
そんな日々が続くと
思っていた
花びらは今日も舞っている
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