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文字数 420文字



happynewyearと浮かれてるうちに
気がつくと3ヶ月くらいあっという間に過ぎてて
誰かが去り誰かが仲間になり
新しいことが始まる
紺色のスーツの初々しさは
日々に汎用されてく自分の全てを
回収するために歩き回るうちに
色褪せて
補うように君の笑顔に上塗りされていく
仮面が彩られて
少しずつ綺麗になっていくんだね
いつしか誰か僕の知らない相手が
息子となって
その先で君の美しさの結晶が実り
大切なものが増えていく
せめてその日まで笑顔を絶やさない場所に
ここがそうであるように努めよう
母さんがいない不自由を君は何も言わず
補うように2人で共に生きてきたけれど
そろそろ僕の役目は終わり
君は十分に大人になったね
もう大きく羽ばたける力を持った
この大空は果てしなくどこまでも続いている
今日からはここは君の止まり木
体を休めるだけの場所
少し寂しいけれどどこまでも遠くまで飛び立つが良いさ
疲れたときはいつでもいいから
思い出話を片手に立ち止まれば良い
世界で一番僕の大切な宝物だから
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