インターミッション(幕間) ~作者より、読者の皆さまへ~

文字数 1,009文字

 ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
 ちょうど中間地点、折り返しです。
 ここからが劇的な展開になりますので、どうぞお楽しみに!^^

 いまどきの「読まれる小説」の鉄板ルール、
「題名ですぐ内容の予測がつくように」
「展開はさくさくと」
「まず死体を転がせ」
等々をことごとく無視というか逆張りしております。笑
(追記:「1日も休まずに書く」も逆張りしております。今回、書くより反芻する時間が長くて(すでに書いた分といまから書く分と両方)、私自身がこの濃さで毎日読めないんです。すみません。)

 ねらったわけではなくて、どうしてもそうなってしまっただけです。なんと半分まで来て、まだ死体が転がっておりません!(今後も転がらないかもしれません。いや転がるかもしれません。ないしょ。)
 だからタイトルページや冒頭で離脱せず、ここまでついてきてくださった読者さまには本当に、本当に感謝しかありません。
 お手を取って「同志」とお呼びしたい気もちです。
 これからもどうぞよろしく。

 すでにお気づきかと思いますが、さまざまな事物に、架空のものと、私たちのこの世界に実在するものを混在させています。
 アロエやトルティーヤは簡単だったと思いますが、他にもいろいろ。じつは実在するもののほうが多いんです。
 どれがリアルでどれが嘘か、クイズとして当てながら読む、という楽しみかたもしていただけたら嬉しいです。正解は書きませんので、ご自分でダブルタップ(検索)してみてください。^^

 それと、
 アイシャとレイの性別についても、皆さんどんなふうに読んでくださったのか、想像して楽しんでおります。
 作者としては少し誘導して書いたつもりですが、ここまで(というかその1の(10)まで)読むあいだに想像してくださっていた二人の性別を、
 できたら逆転させて、
 もう一度最初から読んでいただけたらなと思います。
 または、二人とも同性とか。「同性だと思った」というかたは、その反対の性とか。

 もちろん「こうとしか読めない!」と思われるのでしたら、それが正解です。とにかく一度も「彼」「彼女」という代名詞を使っていません。お好きなように想像していただけたらもうそれでいいんです。
 そしてとにかく、二人を、それといまから出てくる人(たち)を好きになっていただけたら、それがいちばん嬉しいです。

 それでは、ひきつづき、『水琴師』お楽しみください。


(ミムラアキラ)
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