カサ・ナタルについて知る

文字数 668文字

ミゲル・セルベートに関するエッセイを書いているのですが、『カサ・ナタル』を知ることで、スペイン旅行の行先が大きく変わりました。下の写真から『カサ・ナタル』のホームページに入ります。
カサ・ナタルとは生まれた家という意味だが、そこがそんなに重要なのか?
はい。それまで私はミゲル・セルベートの生まれ故郷はナバラだとずっと信じていました。最初に購入したスペイン語の本にそう書いてあったからです。でもネットの情報を見て、アラゴンにはそういう資料館まであるのなら、アラゴンに行こうと決めました。
現代には便利な道具があるのだな。
そして最終的に、スペイン旅行はバルセロナ、サラゴサ、ウエスカ、モンソン、バルセロナの順でまわることにしてモンソンからタクシーで『カサ・ナタル』へ行きました。
サラゴサ、ウエスカ、モンソン、僕たちの小説に出て来る重要な場所に全部行っていますね。
はい、特にウエスカの修道院でパネルの写真を撮ったことが、このチャットノベルや小説を書くきっかけにもなっています。
フ、フ、フ、ウエスカの修道院という日本人が滅多に来ない場所までそなたを呼んだのは余の力だよ。
え、私、亡霊に呼ばれてスペインまで行ったのですか?
そなたはアラゴンの歴史を知るのに最適なコースを選んでいる。偶然とは思えない。
確かにそうですね。スペイン旅行で行った場所は、また後でゆっくり紹介します。それから最後になりましたが、作品集は下の写真から入ってください。これは『カサ・ナタル』の内部です。
この肖像画の人物のおかげで作者がアラゴンまで来たのなら、感謝しないといけないな。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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