雑談・ドールのおはなし・Ⅰ

文字数 1,043文字

今回は、栗山町の日本一有名なあのドールに逢いに行った時のお話よ!
2023/11/05 21:37
今、読み手さんの45%ぐらいがブラウザバックしたぞ。
2023/11/05 22:03
ボク、耳を塞いでいていい・・?
2023/11/05 22:04
オカルト方面には行かないから、大丈夫よ。


・・なに、そのメザシの頭?

2023/11/05 22:18
気休めになるかなと・・
2023/11/05 22:18
もお・・

でも、ま、私も、最初は怖いモノ見たさで行ったのよね。

当時、日帰りで行ける距離に住んでたから。

2023/11/05 22:43
もうかなり昔だけれど、

今と違って、誰でもどうぞ、自由に見て行って下さい ・・が、出来る時代だったわ。

驚くほどアバウトに展示されてた。

2023/11/05 22:48
今だったら、ぜったいに無理だね。
2023/11/05 23:11
そうね。

「ここです」って看板のある扉をガラッと開けると、やっぱり誰もいなくて。


でも、次の瞬間、怪奇探訪な気持ちで訪問したのを、心の底から反省したわよ。

2023/11/05 22:48
人形に叱られたの?
2023/11/05 22:49
違うわよ。

可愛いの。

すっごい可愛いかったのよ。

「え? これだよね? これがあの日本一有名な黒髪ロングドールよね?」

って、他をキョロキョロ探しちゃったもん。

2023/11/05 22:50
・・・・
2023/11/05 22:56
係りの人も誰もいない、あけすけな、明るい場所に、仰々しくもなく、

普通に自然な感じでポンと置かれていたの。

横には着替えの衣装、新しくて綺麗なのがいっぱい。衣装もちさんだった。

お寺の人はさ、怖いモノとして扱っていないのよ。

大切にお世話をしているお嬢さんなの。

2023/11/05 22:58
・・・・
2023/11/05 23:02
怪奇本に載せてる写真なんて、すっごい怖く撮ってあるじゃない。

この可愛い人形を、どんな邪念を持って撮ったらあんなにおどろおどろしくなるのよ、

って思った。

それ以来、撮ってる人間の邪悪さしか感じなくなったわ、あの手の写真。


あんな、誰かが誘導して印象を捻じ曲げているモノなんかに惑わされちゃダメなのよ。

現物に逢いに行って自分で判断しなきゃ。

2023/11/05 23:05
なるほどね。
2023/11/05 23:05
ちょっとは理解してやるよ。
2023/11/05 23:06
あとね、帰りに寄った日帰り温泉がリンゴ風呂をやっていて、

湯船いっぱいにリンゴがプカプカ浮いていたんだけれど、

「リンゴをかじらないでください」の張り紙が、めっちゃ笑った。

のどかな良い町だったよ。

2023/11/05 23:08
クス。
2023/11/05 23:16
そういえば、柿ただちゃんは「ドール」って呼ぶよね。

呼び方にコダワリあるタイプ?

2023/11/05 23:15
ただのクセだから気にしないで。

「購入」を、「違う! お迎え!」とか突っ込んだりしないから。

2023/11/05 23:17
はいはい、その辺でやめとこうね~。
2023/11/05 23:19
じゃあ、柿ただちゃんは、人形で怖いと思った事が、一回もないの?
2023/11/05 23:28
一回だけ、印象深かった体験があるわ。

オカルト話ってほどじゃないけど、次回にまわすから、苦手な方は飛ばしてね~

2023/11/05 23:30
ボク、ちょっと、和菓子買いに行って来る。
2023/11/05 23:31
僕もコンビニ・・
2023/11/05 23:56
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登場人物紹介

柿ただちゃん: 作者の代弁者。 渋柿の木の妖精。

妖精だけれど、人間の文化大好きで、俗物にまみれている。ポシェットの中は飴ちゃん。

だいちゃん: 解説とツッコミ担当。 謎の生き物。

とりあえず流れに逆らわない。

風すっか: たまに時空を超えて突っ込んで来る、新潟寺泊の風の妖精。

本気で飛ぶと、何かにぶつかるまで止まれない。好物は寒ブリ。

道祖神ちゃんA

道祖神ちゃんB

道祖神ちゃんB”

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