こころ
文字数 632文字
何故、「こころ」のKは頸動脈を切ったのか。
小さなナイフで頸動脈は切れるのか。
切れるとしても、自分で頸動脈を切れるものか。
命にかかわる動脈。
故に、容易に傷つけられぬ位置にある。
気道や食道よりは外側に在ろうと、簡単に傷つけられるものではない。
そう、二次元は二次元。
Kはどんな決意を元に小さなナイフで致命的な切込みを頸動脈に入れたのか。
入れたとして、出血は派手では無かったのか。
スプラッシュするのは、推理漫画の表現手法なのか。
食肉の血抜きは、死んでからやるから血は重力に従って落ちる。
しかし、Kが頸動脈を切った際は生きている状態でだ。
つまり、結構なスプラッシュ。
こころのKの描写に比べて、高瀬舟の描写は流石は作者が医者なだけあるなって。
そして、進撃のアッカーマンはスパスパ切り裂き過ぎやしないか。
命の重さ軽さって、何なんだろうね。
座間の事件は直前になって死にたくなくなったらしいけど、生きたいと思う理由って一体何なんだろうね。
生物としての本能かもにゃ。
追い詰められると、本能が優位になる。
けれど、人間は本能を隠して生きているから、悩むし苦しむ。
もし、禁断の実とやらを食べなかったら、人間は悩む知能も無かったのだろうか?
だとしたら、原罪とは恐ろしい罪であることよ。
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