基本放置子

文字数 747文字

生まれた町は田舎でね。
母方の祖父母宅が近かったん。
公園行きたかったけど、連れて行って貰えなかったよ。
楽しく遊びたかった。
そのくせ、毒母は祖父母宅に入り浸っていたよ。
猛毒祖母は、孫なんて居ても見えていないよ。
いじめる言葉だけはかけるよ。
自分だけ良いもの食べてぶっくぶくだったの。
たまに何かくれても、使うお箸はもう使った後の割りばし(洗ってはある)だよ。
子供用にお箸用意するのって、そんなに嫌だったのかな?
それ程にお金を掛けたくなかったのかな。
叔父ちゃんもぶっくぶくだったよ。
自分のぶんだけハンバーガーを買って来る様なぶーでーだよ。
一人で十個のハンバーガー食べたよ。
お肉食べたい。
たまにね、祖父が居ると学習センターには連れて行ってくれるよ。
だけど、やっぱり放置だよ。
学習センターの中で放流されているよ。
入り口の左側にあるレストランでご飯食べたかったなあ。
学習センターだからね、お勉強出来る設備が在ったよ。
どれもこれも一人で使えるものばかりだから寂しく無かった。
でも、保護者の許可が必要なやつ、やりたかったなあ。
ゲームも有ったけど人気だったから待ったよ。
早く番が来てほしいから椅子を後ろから揺らしてみたり。
注意する人居ないのかにゃ?
居ないよ。
だって、無料で過ごせる学習センターだから、居るのはお金も手間も掛けたくない子供ばっかりだったから。
大人なんて、保護者なんて居なかったの。
学習センターの職員は?
ビデオ貸し出しのブースには居たと思うよ?
あと、水とかお茶が飲める機械。
その機械の近くにも殆ど人が居なかったから心置きなくお水飲めた。
お茶は熱いから嫌。
猛毒祖母と毒母に無視されながら過ごすより幸せだった。
代わり映えのない学習センターだったけど、それでもオアシスだったの。
本当は仲良く行きたかったけどね。
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登場人物紹介

作者代理
子供の時の話なので子供アイコンから

キャラ設定がどんどんブレるのか、書いている年齢で変わるのか、それは秘密。

インナーチャイルド
哀れな子羊と言うことで。
神様的にはお野菜より良く肥えた羊が良いらしい。

子供っぽく、言いたいことを言いまくる。

イマジニャリーフレンド
ツッコミ役。

何にでもなれる黒い人

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