昭和枯れすすき
文字数 799文字
演歌を歌う人は苦労人が多いイメージがある。
自分の歌を聴いてもらうために、知ってもらうために、「酒場まわり」をして歌うんだ…
レコードとギターを持って、ドサまわり… 路地裏から路地裏へ!
酔っぱらい相手に歌うんだ…
地道に、地道に、そんな努力をして、徐々に徐々に知られていく… 名前と歌が!
いい歌だなぁ、と庶民の心をつかめば、「有線放送」へのリクエストも多くなる。
路地裏から全国区へ!
いい歌だなぁ! 国民の大多数がそう感じれば大ヒット! テレビラジオに引っ張りだこ!
それはどうだろうねえ…
人間どうし、というよりスマホやPCを介してだからね。
酒場の雰囲気、ほんとに人がいる場所から感じられることと、違う気がするな。
それに文学と音楽は、同じ芸術の分野かもしれないけれど、異質のものだからね。
まず伝わり方が違うし。
「小説家になろう」は登録者240万人越え、作品数は100万以上!
心から「いい!」と感じてポチしてるのかどうか… 不正もあるだろうし、ランキングというのもよく分からない。
でもネットだから、とりあえず投稿サイトに作品送れば、誰にでもそれを目にするチャンスはある。
なんなら地球、世界中の人に、目に触れられる機会をもつことになる。