時代
文字数 985文字
……… 何か誤魔化してる気がする。
いや、何だろう… 定点が定まっていないというか。重力がソッポを向いてる…
ここでもない、そこでもない、どこでもない、という感じなんだ。
ああ… 何ヵ月かずっと続けてきた瞑想、半結跏趺坐して姿勢を良くして…
その態勢で瞑想をするのに自信がなくなった。
あの姿勢が腰に悪かったんだと思えて… 意気消沈してるんだな。
「良いこと」と信じてきたのに。
これからもずっとやって行こうと、日々の目標にしていたのに。
それがもう続けられないという絶望感…。
そりゃ出来るが…。
でも「やった!感」が無いんだな、寝っ転がってやったりしたら。
モーツァルトのミサ曲を一時間ぐらい聴きながら、ずーっと良い姿勢で動かずにいること。
その時間が終わった時、「やり遂げた!感」があったものだ。ああ…
うん。精神的なものが大きいとは思うよ…
「書く目的」みたいなものもね…。
目的、目標が…
何か判然としない。
書く必然のないことを書いてる気がする。
言葉にする必要なんかないことを書いてる気がする。
なんか誤魔化してる気がするんだ…
もう、何も書くことなんか無いんじゃないか。
もう、いいんじゃないか?… そんな気が、大きくて。
なんかふわふわしてるんだな。
重心、中点、芯のようなものが、どこにもないような…
久しぶりにセリーヌも読み始めたんだけど、頭にうまく入ってこない。
上っ面をサーッと流れてく… 全然浸透してこない。
そんなお前の「振り」もわざとらしく思えるよ。
「無音の音」が一番いい感じだ…。
虫の鳴き声、庭から聞こえてくる…
無心の声、とでもいうのか。
これには癒されるよ。
秋だねぇ。まだ昼間は暑いけど。