また逢う日まで、時の流れに愛止めず

文字数 661文字

しかし70年代といえば、私は子どももいいところで… それでもラジオやテレビから流れて来た音楽は記憶に残っています。ひとり部屋で聞いてきたラジオ、家族と一緒にいた茶の間のテレビ、その絶対的状況が、まず大前提にあるのですが。


いろんなジャンルからヒット曲が生まれたようです。演歌、フォーク、歌謡曲、またユーミンの「あの日に帰りたい」など、新しい息吹もどこからか。


ベトナム戦争、中東戦争、安保闘争、平和運動、とにかく人が動き、何かを紐帯に向かうところがあった、人どうしの距離がリアルに近かったような空気の印象があります。町の中、商店街、電車の中で── 気のせいだったのか、時間が過ぎたからそう思えることなのか…

ジュリーは特に歌手になろうとしていなかった、 強い思い入れをもってミュージシャンを目指したわけではなかった、とどこかで聞いた記憶があります。

タモリもそうらしいですね。絶対タレントになるとか、特段強い意志はなかったとか。


ところで昔の作家は社会不適合者、物を書く以外に何もできないような人が多かったと聞いたことがあるけれど、実際はどうだったのでしょう。


たしかにテレビで、特に身体に不自由もなさそうな人が、自分でご飯を食べられず(こぼしちゃってどうしようもないのだとか)、いつも奥さんに食べさせてもらっているという映像を見たことがあります。その作家が誰だったのか、名前も忘れてしまいましたが…

二十歳の頃は夢を食い

五十すぎたら想い出食べて

いつもバクだったなぁと思います。

でもホント、一生なんてアッという間です、

これは本当の本当!

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