サルビアの花

文字数 468文字

これまた悲しげな歌だな…

刹那… でも綺麗なメロディ、そしてハーモニーだな。

作曲者の早川義夫さんは「ぼくは本屋のおやじさん」という本を出版され、店主でいらっしゃったという。

しかしほんとに何とも言えぬ、かなしい歌だな…

このうたまろさんは当時女子大生、三人のユニット。

こんなすごい歌を歌って…。

たぶんプロになろうと思えばなれたよ。レコード会社も、もったいないと思っただろうね。

でも本人たちにその意思はなかった。

いさぎいいというか、きっぱりしているというか、そんなエピソードもすごいと思った。

しかし切なさ、かなしさには、どうして美しさがあるんだろう。

嬉しい時はそれだけだけど、悲しい時は、それだけじゃない。いろんな思いやいろんな感情、その時だけでないものが積み重なって、かなしみ、できあがる気がするよ…

なんか物語があるよね、ほんの2、3分の歌の中に…

そして心が揺さぶられる。

ゲーンズブールは「音楽は2、3分で出来上がる芸術だ」と言っていたが。

いやいや、心揺さぶられることに時間は関係ないだろう。

揺さぶられた心、ずっと残るよ…

何も書けなくなるな…
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