与作

文字数 1,657文字

しかしチャットノベル、楽しいなぁ♪
何よりだ。作者が楽しまなくちゃね。

お前はもともと対話文をよく書いていたから、合ってるんじゃないか?

文章も、リズムがだいじだからね。

たぶんこうして明確に「対話」ができる構図がつくられると、作者=〈私〉が完全に第三者になれるのだ。

これも、どこか無責任さを薄く感じながらも、一つの立派な手だなと思えもする。

まぁ理屈は抜きにして… 今回は「与作」か!
「昭和枯れすすき」はショックな歌だったけど、この「与作」は別の意味でショックだった。

これが演歌か!と。童謡とまで行かない、民謡でもない、これは純粋に日本の歌だなぁと思った。

まぁ演歌だわな。

しかし演歌って何なんだ?

それこそ日本にしかないジャンルだろうね。他の国には絶対にない!

70年代のフォーク、のちにニューミュージックと呼ばれていた人たちの歌も、今聴き返せば演歌みたいに聴こえる時もある。…松山千春の「恋」とか中島みゆきの恨み節的な歌、河島英五の「酒と泪と男と女」とか。


でも演歌ってのは確固として揺るぎない、日本独特のものだろうよ。「音頭」もそうだね。

あまり積極的に聴いたことはないが…。

「与作」は、お前カラオケでも歌えそうだな。楽しそうに。

何といってもやはり情景が浮かぶ歌だ。

木を切って、夕暮れになって、女房が呼んで…

北島三郎って、すごかったんだな。

「昭和枯れすすき」はデュエットで、「与作」はひとりで喜んで歌える。

今まで紹介してきた女性ボーカルの歌も、なかよしの友達とよく歌ったもんさ。

歌ってほんと素晴らしいよ。気持ちも込められるし、気持ちも晴れる。

歌わなきゃ!

しかしやっぱり言葉って大事だな。

「手紙」とか「電話」とか、よく歌詞に出てくる。

これが「メール」とか「ケータイ」だとダメだろうな。

情緒に訴えかけるものがないというか、薄っぺらく感じられる。

その感じから、ふさわしいメロディもつくれない… ふかみがなく、インスピレーションも失われる感じがする。

気のせいかな?

まぁ昔は「電話」ってのは動かないものだったからね。

手紙も、やっぱり味ってのがあるんだろうと思う。

」としてあったものだから、確かな存在感をもって。

ケータイは薄いし簡単に消せるし… 親指一本で!

人間も存在として「物」だから、あまり大切にされなくなっているのかもね。

その関係も…

ふだん目にしているものが精神に、心に影響するだろうからね。

でもそれが求めるものが、現実に「在る」ということも事実で。

人間が求めてきたものが今現実になっているんだ。


youtubeでいろんな音楽を聴けるのは嬉しいけど、作り手のこと、作曲者のことを考えると、喜んでばかりもいられないよ… 「作品」が作りにくいと思う。一枚のレコード、CDとして。

何でもストリーミング?ダウンロード?だか何だかして、聴かれちゃうんだから…。それは作品というより空気だよな。

形がない! 「物」として存在していないんだよ。

この作者もニックネームだもんな。

やっぱり何か文章を書いて公の場に出すのだから、自分の名前で、責任をもって書きたいよな。

無責任な思いで書いては来なかったつもりだよ。

嘘をつくことは大罪だと思ってる。自分に対しても。


でも本名をさらしたりすると、よろしくない空気があるよな…

悪い人が増えたのだとしたら、あきらかに民度、人のレヴェルが下がってきてるよな。

ほんとに自分のことしか考えられないなんて、あり得ないと思うんだが。

人の気持ちを考えることができるからこそ、意地の悪い人間の能力が発揮されるんだろう。

せっかくの能力が泣いているよ。誹謗中傷なんて、かなりのものらしいからなぁ。

でも人は変わる。その人の意地の悪さもその時を過ぎれば収まるかもしれん。

俺は免疫があるけど、傷つく人はほんとに傷ついてしまう。

それをわかってやってくるんだからな。

親しい人がそんな目に遭ってたら、絶対守りたいな。

お前に親しい人なんていたっけ?

… 長くなったし、終わろうか。ちょっと暗い話になったか。

口直しに、その演歌? 松山千春の「恋」だ。

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