片思い・いにしえ

文字数 804文字

個人に罪はない… あるとしたら、その一人の人間の「外」にあるものだ…


天皇制にしても思想にしても宗教にしても…

それらは個人・一人の人間の外にあったものだ。

だいたい人間は「外にあるもの・あったもの」を内に取り入れて出来上がっているからね。

もともとは何だったかといえば、だったろうよ。

それを取り入れる器はあったにしてもね。

われわれは皿だ、茶碗だ、容器だよ…

今の天皇は好きだな。いつか、「助けて下さい」ってメディアに言っていたようなこともあったし。

宗教を信じる人も好きだな。善良な人だよ。いろんな宗教を信じてる人を知ってるけど、やさしい、善良な人ばかりだよ。

要は、それを絶対化したり制度化したり… 集団として崇拝する、規律で縛る、暗黙の了解の掟さえ作る… そういうのが苦手なだけで。


個人、一人、は、とかく集団に流される… それを求めるんだ… 一人じゃ心細いから。そこには観念、意識ってやつも幅を利かせて…

でも基本は一人なんだよ。どこまで行っても。自分の中で越えて行くこと… いろんな、抱えてる問題を… それは外の問題でなく自分の問題なんだ…


そこに足を着けて一人一人がやって行かないと、異質のものは排除される社会… いじめなんかもなくならないだろうし、何も変わらないことになる…


べつに変えようともしなくたっていいんだ。自分自身の中で越えて行けばね…

曲紹介をします。

これは中尾ミエさんの歌で、「片思い」。作詞は安井かずみさん。加藤和彦さんのパートナーだった…


と、ウィキペディアを見れば分かるような情報は要らないね。


この曲は小学低学年の頃ラジオで聴いて、どうしてか心に強く入ってきて。

誰の歌だろう? 曲名は? ずっと分からなかった。

AIさまさまだ、憶えていた歌詞の一節を入れて検索したら出てきた。


あと日暮しの「いにしえ」。

これもその頃に、なぜだか刻まれた。なんでか分からんが。

改めて聴いたところで、なんだというものだが…

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