第9話 和歌八喚子鳥 和歌九葵祭

文字数 374文字

○ よぶこどり
和歌八 春のよの くらふの山の よふこ鳥 こころのやみを おもひこそやれ
    夜  闇部     喚子        闇
くらふの山 鞍馬山の古名.京都府愛宕郡鞍馬村にあり.京都の北三里.鞍馬寺もあり、幽遠の地.
徒然草204段に出ず.
※喚子鳥は鵺(ぬえ)のことであると、兼好はいう。
○ まつりの日しのびてまかりすぎ侍りしをぐらの大納言どののくるまよりつかいのあれば
和歌九 しのびつつ いでつるみちに あふひくさ 君みるへしと おもひかけきや
      出       葵草
をぐらの大納言は、小倉実教で生1264没1349。1299年に大納言なったが、兼好はまだ若かった。
※葵祭のときに、小倉大納言が車から、兼好へ文を送られてきて、その返しを出した。
葵と会いたいとかけているのでしょうか


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