第10話 和歌十 返し 和歌十一 月の名所深草
文字数 324文字
○返し
和歌十 わがたのむ 神のしるへに あふひくさ おもひかけずと いかがおもはむ
葵草
※をぐらの大納言が葵祭の牛車から兼好へ送った和歌の返し。私が頼みにしている神の導べで
葵祭で思いがけず、大納言から和歌をいただき、どんなにか嬉しく思っていますことか。
○ふかくさにかよひしころあか月きぬたうつを
(深草) (暁)(砧)
和歌十一 ころもうつ よさむのそてや しをるらむ あかつきつゆの ふかくさのさと
京都市伏見区の北部に深草という地名あり。月の名所で貴人の別荘あり。
※深草の別荘に顔っていた頃のこと、砧打つ夜寒の袖に暁の露が付いていたころを思い出す
和歌十 わがたのむ 神のしるへに あふひくさ おもひかけずと いかがおもはむ
葵草
※をぐらの大納言が葵祭の牛車から兼好へ送った和歌の返し。私が頼みにしている神の導べで
葵祭で思いがけず、大納言から和歌をいただき、どんなにか嬉しく思っていますことか。
○ふかくさにかよひしころあか月きぬたうつを
(深草) (暁)(砧)
和歌十一 ころもうつ よさむのそてや しをるらむ あかつきつゆの ふかくさのさと
京都市伏見区の北部に深草という地名あり。月の名所で貴人の別荘あり。
※深草の別荘に顔っていた頃のこと、砧打つ夜寒の袖に暁の露が付いていたころを思い出す