第12話 第十四 うらみ 第十五 君が心
文字数 303文字
□(少将ためつらの君)ひさしくと(ひ給)は(ぬお)ずとうらみやりたる(返ごとに)ひとのもとよりいひおこせたる
和歌十四 いまぞしる とははやとこそ おもひしに げに身をすつる こころなりけり
訪 捨
注:少将ためつら 三善為連六位 その歌は続千載・風雅・新千載。新拾遺等に載る
※少将為連から久しくあわないというに、返しで訪問しようと思ったが今は世捨て人の身
□(と侍りし)返し
和歌十五 うき身をも とはれやせまし おもふより ほかなる君か 心なりせは
外
※君の心を嬉しく思います
和歌十四 いまぞしる とははやとこそ おもひしに げに身をすつる こころなりけり
訪 捨
注:少将ためつら 三善為連六位 その歌は続千載・風雅・新千載。新拾遺等に載る
※少将為連から久しくあわないというに、返しで訪問しようと思ったが今は世捨て人の身
□(と侍りし)返し
和歌十五 うき身をも とはれやせまし おもふより ほかなる君か 心なりせは
外
※君の心を嬉しく思います