第11話 和歌十二 蓬・和歌十三 落葉
文字数 384文字
弾正宮にてたえてひさしきこひ(懸)といふ題を
蓬 生 枯 霜 経
和歌十二 よもきふの やどのかよひ地 いつのまに かれにしあとも しもをへぬらむ
注:弾正宮は、弾正尹忠房親王。生1285没1343で、弾正尹には1319年に任。妻は小倉実教の娘。
※兼好34歳頃出家後。忠房親王と付合いがあったということ。
左大臣殿にて落葉風にしたがふといふ題
和歌十三 そらにのみ さそふあらしに もみちはの ふりもかくさぬ やまのしたみち
注:左大臣 藤原公賢か。実泰の子。興国四年(1343)任左大臣正平元年辞退。同十五年没。
官位は従一位・太政大臣。有職故実の大家で、歴代天皇・将軍からたびたび諮問
※兼好59歳頃。有職故実の大家は徒然草のどこかに出そうなお方だ。
蓬 生 枯 霜 経
和歌十二 よもきふの やどのかよひ地 いつのまに かれにしあとも しもをへぬらむ
注:弾正宮は、弾正尹忠房親王。生1285没1343で、弾正尹には1319年に任。妻は小倉実教の娘。
※兼好34歳頃出家後。忠房親王と付合いがあったということ。
左大臣殿にて落葉風にしたがふといふ題
和歌十三 そらにのみ さそふあらしに もみちはの ふりもかくさぬ やまのしたみち
注:左大臣 藤原公賢か。実泰の子。興国四年(1343)任左大臣正平元年辞退。同十五年没。
官位は従一位・太政大臣。有職故実の大家で、歴代天皇・将軍からたびたび諮問
※兼好59歳頃。有職故実の大家は徒然草のどこかに出そうなお方だ。