第19話:2014年米国旅行2

文字数 3,125文字

 少し疲れたので一休みして軽食をとって七人のこびとのマイントレインというファミリーコースターに乗って『白雪姫』に登場したダイヤモンド鉱山を駆け抜け、陽気な「ハイ・ホー」の口笛にのって、ファンタジーランドを駆け抜ける。映画『白雪姫』の様に陽気に騒ぎながら石の橋を渡る。

 こびと達の家と、こびと達と白雪姫にに出会える森が見え、森を抜けてランプと地図を手に取りトロッコにしっかり掴まれば揺れや回転、ひねりが楽しめるトレインライドで「百万のダイヤモンド輝く」鉱山へ出発、上下に移動する巨大なリフトや急カーブの河岸、トロッコを傾けて疾走するヘアピンカーブなど刺激的なトロットの旅を満喫。

 最後にアンダー・ザ・シー:ジャーニー・オブ・ リトル・マーメイドという地下の洞窟を通ってエリック王子の城に入り、色とりどりの貝殻型ライドに乗って海の世界へ出発、海の底では自分の足で踊ることを夢見るアリエル、列を組んで踊るフランダー達、悪事を企む邪悪な海の魔女アースラ、禁断の恋に落ちながらも幸せをつかむ王子との感動的なシーンなど女性に受ける感じのアトラクションだった。その後、指定の場所で待つとバンが向けに来て、ホテルへ6時に送り届けてもらい終了、幸恵さんがアメリカ人のセンスであり私にはいまいちって所かなと笑った。

 3日目はディズニー・ハリウッド・スタジオで、美女と野獣:ライブ・オン・ステージ、豪華なブロードウェイ・スタイルのミュージカルで、人間に戻るために愛を探し求める野獣(王子)の物語、野獣(王子)役のロビー・ベンソン、ポット夫人役のアンジェラ・ランズベリー、ルミエール役のジェリー・オーバックといった映画と同じキャストが声優として出演するこのアトラクションは、ここでしか見ることができない上質のミュージカルであった。

 喫茶店に入り珈琲とケーキのセットを頼んでゆっくりと食べ、一休みして、次にインディ・ジョーンズ・スタント・ スペクタキュラー廃墟となった寺院を背景にしたステージにインディ・ジョーンズが登場しノンストップアクションショーの始まり、黄金の神像を追い求めるインディと仲間のマリオンは、偽物の弾丸が飛び交い車両が炎上する中、悪党との格闘や高い建物からのジャンプ、危機一髪の脱出など数々の危機を乗り越えていき、観客の興奮が最高潮となる爆発シーンでショーはフィナーレとなり、このショーは、松男は一番気に入った様だ。

 今日の最後はファンタズミック!ヒーロー、プリンセス、ヴィランズなどディズニーの人気キャラクター達。しかしディズニーヴィランズ達が一堂に会すると、ミッキーの夢はたちまち悪夢に変わってしまい、この悪夢を打ち砕くことができるのは、ミッキーとイマジネーションの力だけ、花火やレーザー光線、約大量の水、ディズニーの名曲を歌う50名のパフォーマー。

 水の壁に投影される名作アニメが一体となって作り出される「ファンタズミック!」は、様々なサプライズが満載で、非常に面白いスペクタクルショーだったと幸恵は終始、笑顔だった。 その後、集合時間にバンが来て、すっ飛ばして、6時にホテルへ送ってくれた。 今晩は少い高級なディナーとしゃれ込んで、今日のミュージカル、歌、ショーが、一番ディズニーらしくて、良かったの池田松男と幸恵さんが、口を揃えて言った位、感激したようだ。そして、遂に最終の4日目を迎えた、今日は特別に夜8時
に向けに来ると聞かされた。

 送ってもらった先はディズニー・アニマルキングダム、今日はその中でも昨日感激したミュージカル、ファインディング・ニモ:ザ・ミュージカル、ファインディングニモをモチーフにしたミュージカルで、華やかな音楽と華麗なパペット、操り人形で再現された海の中の世界を体験でき、映画で使用された楽曲や目を見張る巨大パペット(操り人形)、色鮮やかなセットで構成された約40分間のショーでは、ニモが住む海の中の世界に居るかの様な気分を味わえます。

 ステージの左右には大きな泡が表現されている他、画期的な照明やダイナミックな小道具、アニメーション投影、そしてお馴染みの楽曲を使用して映画そのままの水中の世界が再現されていた。このミュージカルでは、グレート・バリア・リーフに住むマーリンや新しい友達のドリー、息子のニモが経験する苦難に満ちた冒険が描かれショーの途中には車並みの大きさのパペットとして作られたアオウミガメのクラッシュや、頭が天井に届きそうなほど巨大なペリカンのナイジェルも登場する。

 そして最後は、このミュージカルのために作られたオリジナルソング「イン・ザ・ビッグ・ブルー・ワールド」でフィナーレとなる。これには、幸恵さんも大感激。次は、カールじいさんの空飛ぶ家、ア・グレート・バード・アドベンチャーで、『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場する仲間たちが出演しているショー。ラッセルやダグ、そしてその親友たちと集まり、間違いなく気分を高ぶる冒険の旅へ飛び出す。

 次は、シニア・ウィルダネス・エクスプローラーが率いるこのユニークなバードウォッチング体験では、幅が3mもある壮大な翼が自慢のアフリカハゲコウなど、世界中の様々な種をクローズアップで見ることができる素晴らしいショー。池田松男は、このビデオを買った位、この映画が好きで大感激していた。少し疲れたので休んで、昼食をゆっくりとって池田夫婦でショーの話をして盛り上がった。

 ライオン・キング「シンバ」を祝う宴を描いた本格的なミュージカル、ハクナ・マタタ。巨大なパペット「操り人形」、派手な衣装のダンサー、大きな竹馬、スリル満点の曲芸師が登場すると、ステージ上は様々な色で埋め尽くされ、仲間たちが集まると、ティモンが「ハクナ・マタタ」を歌い出す。歌詞を知っている方は一緒に歌い。サルの一団が登場して華麗な宙返りを見せるとショーは益々盛り上がりを見せる。

 ステージは、邪悪なスカーが登場すると火を操る曲芸師が現れて煙が立ち込め、シンバが勝利すると、鳥達の美しい空中バレエが始まり、場面ごとに素晴らしいパフォーマンスを楽しめ、感動のグランドフィナーレは圧巻であった。すごいミューカルを見たので、喫茶店でお茶して、最後のナイトショーの時間を待った。最後のショーは、リバーズ・オブ・ライト、全ての生きとし生けるものの美しさを祝う。

水、音、光のフュージョンによる新しいショーで空に星が輝き始めると、過去、現在、未来すべての精霊たちがディスカバリー・リバーで一堂に会し、世界中から聞こえてくる呟きにディスカバリー・リバーがささやくように返事をするのに耳を澄ますと、目の前ではホタルやランタンから光が放たれる。虎や象などアジアのジャングルやアフリカのサバンナ他各国に生息するさまざまな動物たち集まる。

ダンス、生演奏、影絵そして色鮮やかな光が古代から伝わるとされるストーリーを語り、ディズニーならではの最先端の特殊効果や音響も最高のナイトエンターテインメントだった。待ち合わせ場所について、ホテルまで送ってもらう車内で池田松男と幸恵さんが、やっぱりミュージカルが最高だと口を揃えて興奮したまなざしで、話し合った。

 翌朝は7時半に出発して、オーランド発10時35分のサウスウエスト航空で午後3時半ラスベガス着で、空港内のラウンジ休憩して、ラスベガス、午後11時50分発で仁川に早朝4時半着の大韓航空ビジネスクラスに乗って、帰路について、仁川、朝9時のアシアナ航空で成田着11時半の便で日本に帰ってきた。そうして、2016年を迎えた。
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