第13話:ゴルフ接待2

文字数 2,843文字

 9番ホール480ヤード、パー5のまっすぐのホールである。オナーが里村で、ドライバーで良いリズムで打ったが少し力が入り、左サイドのラフ250ヤード位、次に池田が、いつものリズムで、パチンとヘッドにあたり、まっすぐ、やや左のベストポジションで280ヤード、次が露木で、良いあたりでまっすぐ飛んで、センターで270ヤード、山北が力んでしまい、左のOBラインまで数メートルの所へ飛距離210ヤード。

 次に山北が3番アイアンを持つとキャディさんが引っかけてもOBにならない様に4か5番アイアンの方が無難ですよと助言して5番アイアンで良いあたりで残り120ヤード、次に里村が3番ウッドを持ったが4番アイアンに替えて、しっかりと当たり、まっすぐ飛んで残り70ヤード、次に露木で4番アイアンで打つと残り110ヤード。

 次に池田が3番アイアンでしっかりとあたり、何と、ぎりぎりにグリーンを捕らえてピン手前6メートルの上りロングホールの2オンは素晴らしいと大きな拍手がわいた。次に山北が9番アイアンで打ってピン奥3メートル下りライン、ナイスオン、次に露木がピッチングウェッジでパチンとあわせてピン手前1メートルのナイスショット、ほぼバーディ確実、最後に里村がピッチングウェッジで距離を合わせたが、ピン奥3.5メートル下りライン、ちょっと強かったと反省しきりだった。

 グリーンから最初に池田が6メートル、キャディさんが登ってるから強めにと言われ、パチンと強めにあわせると、やばい強いと思ったが、丁度良いくらいで、ストンとカップに吸い込まれ、ナイスイーグルとなって、これにはキャディさんも拍手喝采、メンバーも驚いていた。次に里村が打とうとすると下りが強いから気をつけてね、弱めと言ってパターを当てると右に外れてしまった。すぐに入れてパー。

 次に山北が、里村のラインを参考にして、慎重に打つとカップインバーディー。最後に露木さんが1メートルを難なく入れてバーディー、前半を終えて、里村が+1、池田が+0,露木が+2,山北が+3で前半9ホールを終えた。 歩きながら9番ロングホールの池田さんのイーグルは見事だと話題の中心だった、実は9年ぶりのゴルフなんですと打ち明けると信じられないと、皆、驚いていた。里村も露木も良いゴルフができて、またイーグルまで見られて最高だねと喜んでくれた。

 池田は昼食は軽くうどんを食べデザートを取って時間があるので練習場で、ヘッドをボールが当たる感じを再度、確認した。午後の10番ホールは右ドッグレッグ400ヤードパー4、右ドッグレッグとは右に大きく曲がったコースの事。午後のオナーは池田で打ち出す場所からの方角を確認してから、その方向に向かい平行に打つことを心がけたリズムを大切に素振りをしてティーアップした。身体の方向を確認して打つと、まっすぐ思った通りに曲がらずに飛んでいき残り120ヤードセンターやや右に飛んだ。

 次に露木さんが方向を確認してフックが出ない様に手を伸ばすスウィングを心がけて、大きな弧を描いてヘッド上手くあたり距離が出て残り100ヤードセンター、次に山北が、手を伸ばして振る様にとのキャディさんのアドバイスを聞いて打つと良いあたりで残り130ヤード、次に里村さんが露木さんのスウィングを参考に大きな弧を描く様に打つと、すごい勢いの球が飛んで行き残り90ヤード、キャディさんが300ヤード越えだと驚いていた。

 山北さんが7番アイアンで打つとピンの左4メートル、グリーンぎりぎりにのった。次、池田が8番アイアンで方向を定めて打つとグリン前で良いバウンドをしてピンそば1メートルのナイスオン。次に露木さんが、方向を確認して、8番アイアンで打つとグリーンにオンしたが跳ねて奥のラフ1メートルこぼれてピンまで7メートル、それを見ていた里村さんがピッチングウェッジで距離を合わせに行くとグリン手前1メートルにこぼれカップまで5メートル。

 次に露木さんがサンドウエッジで高く上げたボウルが、ピン1.5メートルへ次に里村さんが、上り7メートルを見てパターを取って方向を合わせて、パチンと打つとカップにまっすぐ向かい、ピンの根元にあたり左に跳ねられ1メートル、そのまま、お先にで里村さんパー、山北さんがピンにけられて、パー、露木さんも難なくパー、池田もパーディー、ここまで里村さんが+1、池田が0、露木さんが+2,山北社長が+3で、池田がアンダーパーというすごいスコアで、ここまで終了した。

 その後、池田が疲れを見せてドライバーがぶれ始めてスコアを崩して最終18番ホール495ヤード、このホールの一番長いロングホールを迎えた。ここまで、里村さんが+3、池田が+4,露木さんが+4,山北社長が+7とOBがなくて、大崩れはしていなかった。里村さんがオナーで、大きな弧を描いて飛ばそうと、考えて、スウィングすると、フック気味に入り、左のOB2メートルの所で止まった。

 残り240ヤード、次に露木さんが慎重に素振りをして上手くヘッドに球が当たり、まっすぐ飛んで距離も出て残り190ヤードと、この日2度目の300ヤード越え背の高さを生かした豪快なスウィングだった。これにはナイスショットの声と多くの拍手だった。次に池田が、露木さんを参考に大きな弧を描き、イチ、ニーのサンのリズムでヘッドにぴたっと球が当たり残り180ヤード、今日一番のナイスショットで仲間だけでなくキャディーさんからもナイスショットと拍手がわいた。

 続いて山北社長が負けじと、力んで左に引っかけて左OBとなりフロントからの打ち直し4打目となる。里村さんが次に3番ウッドで2オンを挑戦すると言い慎重に素振りをして打つとまっすぐ飛んだがヘッドの下に当たったようで急降下して残り100ヤード、次に露木さんが3番アイアンで打つとクリーンヒットして何と左4メートルに2オンした。これには、本人も驚いた様で、ナイスショット拍手と満面の笑みを浮かべていた。

 次に池田が3番アイアンで、上手く当てることだけ考えてスウィングするとピン方向へまっすぐ飛んで、2メートルオーバーに2オンし、今日一番のナイスショットだった。これには拍手よりもキャディさんのため息の方が面白かった。みんなも唖然として見ていて我に返りナイスショットとおおきな拍手。次に山北さんが残り140ヤード6番アイアンで、打つと開き直ったのか良いしょっとで、ピンの左3メートルにオンした。

 次に里村さんがサンドウエッジで軽くピンめがけて打つとコツンとピンにあたり左に1メートル飛び出た。次に露木さんが打つ前に目がきついから強めにカップの向こうに当てる感じというと強めに打って、その通りにピンに入り、イーグル、次に山北社長が打つ時、素直なラインでまっすぐとキャディに言われ、軽くうつと、ピンに吸い込まれ入ってパーで助かった。
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