第4話:太一の結婚式と引越

文字数 2,714文字

 太一君の勘の鋭さには感服すると言った。しかし、これからは、この資金を株投資から、もっと安全な金「ゴールド」とか外国通貨、ユーロ、米、豪、カナダドル、ポンドなどが安い時に買って、時間がかかるだ、上がった時に売る様にしようとアドバイスしてくれた。そして、浜田さんは、実家の家を建て替えたり、車を買い換えたりするつもりだと話した。

 儲かったお金を使えば、建築業者、電器、建材、車メーカーが儲かり日本経済が良くなると教えてくれた。しかし
「大金を手に入れたと言う事は、自分だけの秘密にして他で話すなよ」と注意された。競輪・競馬、宝くじを当てて
「金の使い方を間違え、ひどい目にあった人が数え切れない程いる」と話した。その後14時過ぎ、昼食を終え、浜田さんに、ご馳走になり、お礼を言って、君津へ帰って来た。

 しかし太一君は忙しいからインターネット取引を考えたら良いと言われた。すると太一は僕はパソコンが以前から好きで既に現在、ADSLのインターネット通信を引くつもりだと言った。じゃーまた必要な時に電話入れると言った。その後、昼食に天丼を注文してくれ、ご馳走になった。その後、2000年4月に里美由美子さんは日本大学経済学部を卒業した。

 そして里美由美子さんが君津の秩父家を訪ねて秩父太一の両親に挨拶し今年の6月に結婚したいと思っていますと言った。母の秩父良江が驚いて太一に
「何でもっと早く言わないのと言うと、ちょっと恥ずかしくて」と言うと困った顔をした。こんな社宅をみて驚いたでしょうと言うと由美子さんが太一さんは、
「きっと大金つかむと信じてましたので大丈夫です」と言うと大笑いとなった。

 実家はと母が聞くと郡山で両親が開業医をしていますと話すと、そんな、
「お嬢さんが何で、うちの太一なんかと付き合い始めたの」と不思議そうに聞いた。それは話せば長いのですが、私の一方的な恋心からですと言い、コンビニに毎晩、食べ物を買いに行くと、いつも真面目に仕事をしてる太一さんに惚れて通い始め、ある日、強引にデートをしてと言った。

 それから2年、毎月、第2日曜日にデートし続けたんですと照れながら言った。そして実家にも昨年の夏、行って両親の承諾もいただいていますと言い善は急げと言いますので今年の6月に結婚式を開きたいと言うと、なんで6月なのと聞くので6月の花嫁は幸せになる・ジューンブライドですよと笑いながら言った。しかし私たちには何もできませんがと言うと大丈夫です。

 「太一さんに全部任せれば大丈夫ですと肩をたたいた」。由美子さんが、そう言う事ですと報告した。それを聞いて、父の謙吉が、
「もう既に、かかあ天下になっていると、大笑いした」。そして可愛い孫を待ってますと言ったた。これで両家から結婚の許しをもらえた。

 結婚式場と日時は決まり次第お伝えしますと言い里美由美子さんは帰って行った。その後、結婚式場は東京駅近くのホテルで6月の日曜日空いてる結婚式場を探し、Mホテル6月18日の午前10時からとなった。結婚式の招待状を両家で80人に出し出席者が80人となった。2000年6月18日、太一の両親は君津駅8時発の特急列車で東京駅に9時に着いた。

 9時15分にホテルに入り支度を始めた。太一と由美子さんが前日から泊まり結婚式の支度をしていた由美子さんの両親もTKホテルに昨晩から泊まり9時にはホテルに入り式の支度をしていた。少しして結婚式に参加する12名の人が集まった。そして洋式の結婚式が始まりキリスト教式で結婚式が始まり列席者一同が起立し牧師が入場し結婚式の開式を宣言した。

 新郎が新婦を待ち、新婦は父親と入場、新郎の横に進んだ。新郎は新婦父から新婦の手を受け取って腕を組み、並んで祭壇前へ進み、全員起立したまま一同で讃美歌を合唱。牧師が聖書の中から婚姻にふさわしい愛の教えを朗読。神に祈りを捧げ、由美子さん、あなたは太一さんと結婚し、夫・妻としようとしています。

 あなたは、この結婚を神の導きによるものだと受け取り、その教えに従い、夫・妻としての分を果たし、常に夫を愛し、敬い、慰め、助けて、変わることなく、その健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、死が二人を分かつときまで、命の灯の続く限り、あなたの夫・妻に対して、堅く節操を守ることを約束しますか? という司式者の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が、はい、誓いますと約束した。

 ふたりの婚姻の誓約を目に見える印として指輪を交換。新郎から新婦、新婦から新郎の順に、相手の左手薬指に指輪をはめた。婚姻の誓約を立てた事で二人を隔てるものがなくなった事を表すため新郎が新婦のベールをあげ誓いのキス。司式者が神と列席者の前で二人が神の名の下で夫婦となったことを宣言。新郎新婦、続いて証人、もしくは司式者が結婚証明書に署名。

 司式者が婚姻が成立した事を列席者へ報告し滞りなく式が終えたことを宣言。新郎新婦は腕を組んでバージンロードを退場し最後にブーケトスをし参列した女性達が、その幸せにあやかろうとブーケを奪いあう。これで挙式が終了。披露宴会場へ向かい会場の扉が開き司会者が入場の拍手を促す。その後、お決まりの両親と新郎新婦の思い出の話で感激の涙。するとカメラのフラッシュの嵐となった。

 その後、余興が始まり歌や大勢での芸などが披露され最高に達し、やがて1、2時間で披露宴は終了となり若い者どおしで二次会へと移動し。他の参加者達は家路を急いだ。新郎の太一が新婦の由美子さんに結婚式の費用は、どうやって払うと聞くと両親が払うって言ってたと軽く言った。詳しく聞くと由美子さんが結婚式を終えると自分達で人生を歩んでいきますと言った。

 今後、何があっても両親から独立しますと言うと結婚式の費用は全部もつから今後は助けないという条件で支払ってくれたと言った。お祝い金はと聞くと全部もらい相当のお返しをすれば良いと語った。新婚旅行は、と聞くと今年中に近くの温泉でも行ったら良いじゃないと言った。明日、新しい新居を捜す事にした。翌日、千葉駅近くのホテルに泊まり新居探しを始めた。

 千葉駅から徒歩5分の新築マンションを捜した。そこは3LDK70平米でリビング10畳と大きな作りの20階建ての14階で家賃が月に15万円の海が見える一室。引っ越し屋に依頼し君津の実家へ行き太一段ボールの荷物をトラックに載せ下総中山の由美子さんのアパートに行き段ボール9つの箱を載せて木更津の新居へ持って行き、段ボールを広いリビングの積み上げた。
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