第2話 横恋慕して振られた相手の家族関係に驚く
文字数 547文字
今頃は、彼氏とよろしくやっているかもしれない。そう思いながらメッセージを送ったのだが、すぐに返信が来た。
西原の家は母子家庭で、母親は夜の仕事をしているらしいのだが。
あっさり返って来た返信に、俺は驚く。
えっ? えぇっ!? 西原の返信に、俺は度肝を抜かれた。
なんというさばけた母親なのだ。そして、それをなんでもないことのように言う西原。
俺はまだ、自分がゲイであるということを、家族にも誰にも、とにかく西原と、その彼氏以外には話したことがないし、今のところ、話すつもりもないのだが。
あぁ、そうだった。驚き過ぎてすっかり忘れていた。