第6話 ギャップに萌えて欲情する
文字数 568文字
俺は、西原のあどけない顔を思い出す。あの顔で、「体の奥が疼く」とか……。まぁ、恋人がいて、やることをやっているのだから当たり前かもしれないが、それにしても。
しばし呆然としていると、西原からメッセージが来た。
俺はようやく我に返る。
全部、俺が西原から無理矢理聞き出したのだ。
俺は、茶化すつもりでそう送ったのだが。
おいおい。とんでもなく大胆なことをさらっと……。
だが、恋人と別れてから、もう何年にもなるし、当然、誰ともしていない。頭の中で、西原と男前の彼氏が絡み合う映像が勝手に流れて、ひどく妖しい気分になる。