第13話 普通じゃない彼と普通がわからない俺
文字数 530文字
特に機嫌をそこねたふうでもなく、すぐに返信が来た。
ちぇっ。そこは全力で否定してもらいたかったのに。
それがよくわからないのだ。好きな相手の前だと、つい力んでおかしな感じになってしまう。
それで西原にもいやがられた過去がある。
西原は、出会った頃から周りを気にすることなくマイペースで自由で、それが、俺の目にはとても新鮮に映った。
この期に及んで西原の恋人がうらやましいと思ってしまう俺。そして、また話が脱線している……。