第28話 シャドウとハイライト(2)

文字数 556文字

シャドウとハイライトは、通常は、シャドウを明るく、ハイライトを暗くして、画面全体のEVをさげ、暗所や明るい所もよく見えるように、部分的に露光を調整するために用いられます。
darktableにも、写真1のように、シャドウとハイライトモジュールがありますが、このモジュールは、表示参照ワークフローで使うべきもので、デフォルトのシーン参照ワークフローでは、使うべきでないモジュールになります。
シーン参照ワークフローでは、トーンイコライザーをシャドウとハイライトの代わりに使います。
写真2は、トーンイコライザーの説明です。基本は、写真2のように、より暗いゾーンを明るく、より明るいゾーンを暗くすれば、シャドウとハイライトと同じ機能を実現できます。
写真3は、プリセットのパラメータを使った場合です。プリセットのパラメータをつかうと変換曲線はS字型になります。
写真1と比べて、写真3の変換は、明暗がより強く平均化されています。
この強さを変更するには、プリセットパラメータの強弱を変更するか、写真4のように、ゾーンのバンドの関数を変更します。水色の四角で囲ったバンド端が狭くなる方が、変換の効きは弱くなります。


写真1 シャドウとハイライト 


写真2 トーンイコライザー 


写真3 トーンイコライザー 


写真4 トーンイコライザー

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