第37話 モノクロ画像の現像(3)

文字数 948文字

1)カラーキャリブレーションの作例

RGBの順で、次のプリセットを作ってみました。

[0.3, 0.59, 0.11] Best standard
[0.75, 0125, 0.125]  Skin tones 1
[0.75, 0.25,0.0]  Skin tones 2
[0.07, 0.86, 0.07]  Green forest
[0.2, 0.7, 0.1]  Blue sky
[0.3, 0.58, 0.12] Green detail
[0/246, 0.254, 0.501] Ilford Delta 100

今回は、signature editのサンプル写真を使っています。

1-1)風景

写真1は、空の青か、草の緑のどちらかに合わせるべき例です。
写真1では、Best standardを使っています。
写真2では、Blue skyを使っています。
写真2のBlue skyの方が若干よい気がします。
しかし、差は、思ったほどは大きくありませんでした。

1-2)人物

写真3では、左が、Best standardで、右が、Skin tones 2です。
確かに、右の方が、肌の表現は綺麗ですが、差は思ったほど大きくはありませんでした。

写真4では、Skin tones 2でモノクロに変換したあと、フィルミックRGB、トーンイコライザー、ブルーで仕上げています。
RGBのブレンド比よりも、仕上げの効果が大きいと思いました。

写真4の露光のヒストグラムは、右が空いています。露光をあげて、ヒストグラムを右につけると、肌色のトーンが飛んでしまいます。

また、ネガティブスペースの部分は、何がうつっているのか判別できません。
こうしてみると、モノクロでは、カラーより、単純化された写真ができると言えます。


これだけ差が小さいと、知覚的アプローチを選ぶ理由はないので、知覚的アプローチは、後回しにします。


写真1 Best standard 


写真2 Blue sky 


写真3 左:Best standard 右:Skin tones 2


写真4 Skin tones 2 



signature edit
https://www.signatureedits.com/free-raw-photos/
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