1曲 おお、運命の女神
文字数 1,546文字
そういう説もあるけど、一応真ん中で車輪を回しているのが、運命を司る女神とされているよ
周囲に四人の人物がいますね。
こっちは同一人物という見方が多いです。
車輪の左側から始まります。男は車輪の力をうまく利用し、権力の座に登ろうとしてるんだ!
そうなの。
そしてこの絵の下の余白部分に、落書き(と言うには丁寧に書かれているんだけど)があります。
おそらく写字生が自作の詩を書いたものです。
彼が何を言っているのか、聞いてみましょう!(※歌詞は抜粋です)
参考:永野藤夫訳『全訳カルミナ・ブラーナ』筑摩書房ほか
オルフはこうした絵や詩にインスピレーションを受けて楽曲にしたんですね~。
中でも上記の詩を(ただの落書きなんだけどね)オルフは特に気に入ったようで、メインに取り上げました。
中でも上記の詩を(ただの落書きなんだけどね)オルフは特に気に入ったようで、メインに取り上げました。
第1曲、第25曲(※同じ曲が繰り返されます)の「おお、
序奏部は、重々しい大合唱から始まります。
その後は2分の3拍子の、一定のリズムが執拗に繰り返されます(オスティナート・リズムと言います)。オルフの作風がばっちり表れている部分です。
お聞きになって分かる通り、この迫力は爆発音のように打ち鳴らされる打楽器によるところが大きいです。また合唱団がユニゾンで強烈な生命力を表現し、全体を引っ張っています。