6・7曲 踊り・気高き森

文字数 788文字

次はオーケストラのみの曲です。

ここからは「草原で」と題した部分で、第一部の後半といった位置づけです。最初の曲は「踊り」。

金管楽器の勇壮な導入。

続いて弦楽器が楽しい舞曲を奏でます。やがてバイオリンのみになっていきますが、ここではペアで踊る男女をイメージする人が多いようです。

ティンパニがドンドン叩かれるのは、野性的で力強いイメージ。

でもそこに乗っかるフルートの音は、すごく可憐だね~

フルートのソロは、華奢な女の子が一人で踊ってるイメージかも。


この後、同じ旋律がホルン、次いでオーケストラ全体にバトンタッチされていきますが、どんどん豪華に盛り上がっていきます。踊りに人が加わっていって、村人総出の大規模な踊りになっていくのが見えるようですね!

動画はまた小澤征爾・ベルリンフィル版で。

14.42~がこの曲「踊り」の該当部分です。

次の「気高き森」は16.25~。

続いて合唱曲「気高き森」に入っていきます。

壮大な大合唱で始まりますが、歌詞はちょっと切ない内容です。

3拍子の曲に、ところどころ2拍子が混じる、楽し気なリズムです。
気高き森は花盛り

花は咲き 葉は茂る

どこにいるの 私の古い恋人は

彼はここから馬を駆り去っていった

ああ

エイヤ、誰が私を愛してくれるの

ああ

森は至るところ 花盛り

私は恋人を 慕うばかり

森が至るところ 緑なら

なぜ私の恋人は こうも長く帰ってこないの?

彼はここから馬を駆り去って行った

ああ

オウイ、誰が私を愛してくれるの?

ああ

女性が嘆いているのに、豪華絢爛で楽しい雰囲気の歌。

「馬に乗って行ってしまった」の部分では、まさに馬で駆け抜けるようなリズムが登場します。威勢の良い男声合唱に耳を傾けてみてください!

ノリノリだな。若き日の小澤征爾
マエストロ、だね~
長野オリンピック開会式でベートーヴェンの「第九」を指揮されていたというご記憶のある方も多いかと。

日本が誇る大指揮者ですね

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