2曲 運命の女神の痛手を
文字数 1,147文字
単独の動画が見つからず、お手数をおかけします。
1曲から入っていますが、2.35~が2曲「運命の女神の痛手を」です。
グランドピアノが二台も使われます。
激しく戦闘的な、オーケストラと合唱のぶつかり合いです!
「運命の女神の痛手」は4分の2拍子の曲。
合唱部分はバスから始まり、テノール、ソプラノ、アルトの順で歌います。
これが三度繰り返されます。
以下、歌詞部分はラテン語の詩の美しさを重んじた翻訳者に敬意を捧げつつ、チャットノベル用にアレンジしていますのでご了承ください。
※フォルトゥーナは「チャンスは後から掴めない」ということを示すため、前髪しかなく後ろ髪がないとされています(絵画などではまとめ髪になっていることも)。
参考:
ロンドン交響楽団『カルミナ・ブラーナ』解説(訳:石井歓)
永野藤夫訳『全訳カルミナ・ブラーナ』筑摩書房 ほか
ちなみに王妃ヘクーバは、エウリピデスの悲劇の主人公。トロイア王の王妃ですが、落城後に悲惨な運命をたどります。
もう一つ動画を上げておきます。
こちらは演奏に若干難ありですが、バレエ付きの公演なので選んでみました。ダンサーたちの身体の動きが、この曲のイメージを伝えてくれます。
こちらは演奏に若干難ありですが、バレエ付きの公演なので選んでみました。ダンサーたちの身体の動きが、この曲のイメージを伝えてくれます。
オルフは身体表現も重んじていたので、バレエを伴っているのが完成形と言えるのかもしれません