4曲 万物を太陽は整えおさめる
文字数 921文字
春の喜びを全力で歌い上げるような、ラテン語の歌詞。太陽の賛美から始まる原詩では、各節で2行ずつ、韻が踏まれています。
恋の歌ですが、決して浮かれ騒ぐような曲ではありません。バリトンがたった一人で粛々と、かつ情感たっぷりに歌います。
参考:
永野藤夫『全訳カルミナ・ブラーナ』
シカゴ交響楽団『カルミナ・ブラーナ』解説(訳:呉茂一)ほか
「カルミナ・ブラーナ」全曲が入った動画です。9.46~12.00がこちらの曲に該当します。
各段落はグロッケンシュピールとピッコロによる四つの音で始まります。やはり神秘的なイメージに満ちています。