第27話 個人レッスン(サムエル記ダビデ編)
文字数 584文字
「ダビデ王の話ね。
サウルの娘のミカルを正妻として王座に就いたダビデ王は、イスラエルの統一を果たしたの。
そんなダビデの晩年の話。部下の奥さんバテシバが水浴をしているとこを見て心惹かれたの」
「まさか、人妻に浮気!?」
「そう。そうしてバテシバのお腹にはダビデの子が」
「ダビデーー!!」
「もちろんバテシバの旦那さんウリヤはそのことを知らない。
そこで戦いに出ていて家に帰ってなかったウリヤに、帰って休むようにいったの」
「自分の子をウリヤとバテシバのあいだにできた子と言い張るための裏工作だね」
「でも、真面目なウリヤは、部下たちが帰らないのに自分一人帰るわけにはいかないと帰らなかったの」
「みごと作戦失敗だね」
「このままだとバテシバとの不貞がバレてしまうのでウリヤを最前線に送り込んで孤立させてしまうの」
「敵に殺してもらうんだね」
「これは成功して、ダビデは未亡人のバテシバをお嫁さんにすることができたの」
「ヒドイ話だなぁ……。
あっ、ダビデって英語でデイヴィッドだったよね?
このエピソードが世界的に有名なイギリスの某探偵小説に使われてたんだ!
卑怯者! デイヴィッド! デイヴィッド!」
「でもこのことが神様の怒りに触れてバテシバとの子は生まれてすぐに亡くなったの。
そのあとに生まれたダビデとバテシバの子ソロモンが次の王様になるの」
サウルの娘のミカルを正妻として王座に就いたダビデ王は、イスラエルの統一を果たしたの。
そんなダビデの晩年の話。部下の奥さんバテシバが水浴をしているとこを見て心惹かれたの」
「まさか、人妻に浮気!?」
「そう。そうしてバテシバのお腹にはダビデの子が」
「ダビデーー!!」
「もちろんバテシバの旦那さんウリヤはそのことを知らない。
そこで戦いに出ていて家に帰ってなかったウリヤに、帰って休むようにいったの」
「自分の子をウリヤとバテシバのあいだにできた子と言い張るための裏工作だね」
「でも、真面目なウリヤは、部下たちが帰らないのに自分一人帰るわけにはいかないと帰らなかったの」
「みごと作戦失敗だね」
「このままだとバテシバとの不貞がバレてしまうのでウリヤを最前線に送り込んで孤立させてしまうの」
「敵に殺してもらうんだね」
「これは成功して、ダビデは未亡人のバテシバをお嫁さんにすることができたの」
「ヒドイ話だなぁ……。
あっ、ダビデって英語でデイヴィッドだったよね?
このエピソードが世界的に有名なイギリスの某探偵小説に使われてたんだ!
卑怯者! デイヴィッド! デイヴィッド!」
「でもこのことが神様の怒りに触れてバテシバとの子は生まれてすぐに亡くなったの。
そのあとに生まれたダビデとバテシバの子ソロモンが次の王様になるの」