第11話 体育・ミッション
文字数 1,297文字
授業終了のチャイムが鳴るとみんなが席を立ってセーラー服を脱ぎだした。
えっ、えっ、ちょっと、まずいよ。
女の子が服を脱ぐ姿は見慣れていないので思わず目を伏せる。
「何してるの。早く着替えましょ」
そう、次の授業は体育だ。
当然着替えが必要だ。
ブラ姿を晒して体操服を着る女の子たち。
自分も今はその一人なんだけど。
体育のためにか、スポーツブラをしている子もいる。
ところで、体操服に着替えるときはブラを着けたままでいいんだろうか?
クラス中を見渡す。みんなのブラ姿を見たいわけじゃなくて、あくまで着替え方の調査のためだ。
調査の結果、みんなブラを着けたままだ。当然か。ブラブラしたらヤダもんね。
さすがにパンツ姿はさらけ出さずに、スカート越しにハーフパンツを穿きあとからスカートを脱いでいる子が多い。
自分もそれに倣って着替えをする。
パンツが外気に晒されているスカートよりも、ハーフパンツの方が落ち着く。
校庭にみんなが集まり授業開始。
「じゃあ、二人一組になってー」
細石巌央のときには最後の最後に余ったヤツとペアを組んだものだけど、後藤伊吹さんの場合は違う。
黙っていても声をかけてくれる人がいる。
ヨシアさんだ。
「じゃあ、柔軟体操はじめー」
ヨシアさんと手を繋ぐ。柔らかな手のひらの感触が伝わってくる。
お互い、引っ張り合っこをする。
横に並んで引っ張り合っこをしたときにヨシアさんのおへそがチラリと見えた。
座り込んで上体を曲げるヨシアさんの背中を手で押すと、体操服越しにブラの紐の感触が伝わる。
逆に押してもらうときには、たまに背中に両手以外のものが触れる感じがあった。
「はい、身体もほぐれてきたな。次はグランド十周」
「「ええー」」
非難ごうごうだが仕方がない。先生の言うとおりにしなくては。
走り出すとズンズンと肩に衝撃が走る。
踏み出す足に合わせて胸が揺れてしまうのだ。
小さな身体に巨乳の池田杏奈さんは、遠目でもよく分かるほどに激しく揺れている。
女の子は大変だ。
走り続けているとお尻に違和感が……。
パンツが食い込んできているような。
走り終わって休憩に入る。
パンツを戻してもいいだろうか? 何かちょっと恥ずかしいような。
もぞもぞと変な動作と顔をしていたらヨシアさんが声をかけてきた。
「PKね?」
PKって何だ? あっ、Pants Kuikomuか!
「私の後ろに回って」
ヨシアさんを盾にして、みんなの視界から外れた隙にパンツの位置を修正。
いい感じになった。
「ありがとう」
「ふふ、本当にイブキさんは私がいないとダメね」
その後に他のみんなの動きを観察していたら、気にせず堂々とハーフパンツの上から位置を修正する子や、みんなの視線が外れた一瞬で修正する子とかもいた。
女の子は大変だ。
体育の授業が終わり着替えのために教室へ戻る。
汗をかいたので制汗スプレーを使っている子も多い。
汗の匂いとスプレーの臭いが入り乱れて教室は異様な空間へと変貌した。
女の子は大変だ。
えっ、えっ、ちょっと、まずいよ。
女の子が服を脱ぐ姿は見慣れていないので思わず目を伏せる。
「何してるの。早く着替えましょ」
そう、次の授業は体育だ。
当然着替えが必要だ。
ブラ姿を晒して体操服を着る女の子たち。
自分も今はその一人なんだけど。
体育のためにか、スポーツブラをしている子もいる。
ところで、体操服に着替えるときはブラを着けたままでいいんだろうか?
クラス中を見渡す。みんなのブラ姿を見たいわけじゃなくて、あくまで着替え方の調査のためだ。
調査の結果、みんなブラを着けたままだ。当然か。ブラブラしたらヤダもんね。
さすがにパンツ姿はさらけ出さずに、スカート越しにハーフパンツを穿きあとからスカートを脱いでいる子が多い。
自分もそれに倣って着替えをする。
パンツが外気に晒されているスカートよりも、ハーフパンツの方が落ち着く。
校庭にみんなが集まり授業開始。
「じゃあ、二人一組になってー」
細石巌央のときには最後の最後に余ったヤツとペアを組んだものだけど、後藤伊吹さんの場合は違う。
黙っていても声をかけてくれる人がいる。
ヨシアさんだ。
「じゃあ、柔軟体操はじめー」
ヨシアさんと手を繋ぐ。柔らかな手のひらの感触が伝わってくる。
お互い、引っ張り合っこをする。
横に並んで引っ張り合っこをしたときにヨシアさんのおへそがチラリと見えた。
座り込んで上体を曲げるヨシアさんの背中を手で押すと、体操服越しにブラの紐の感触が伝わる。
逆に押してもらうときには、たまに背中に両手以外のものが触れる感じがあった。
「はい、身体もほぐれてきたな。次はグランド十周」
「「ええー」」
非難ごうごうだが仕方がない。先生の言うとおりにしなくては。
走り出すとズンズンと肩に衝撃が走る。
踏み出す足に合わせて胸が揺れてしまうのだ。
小さな身体に巨乳の池田杏奈さんは、遠目でもよく分かるほどに激しく揺れている。
女の子は大変だ。
走り続けているとお尻に違和感が……。
パンツが食い込んできているような。
走り終わって休憩に入る。
パンツを戻してもいいだろうか? 何かちょっと恥ずかしいような。
もぞもぞと変な動作と顔をしていたらヨシアさんが声をかけてきた。
「PKね?」
PKって何だ? あっ、Pants Kuikomuか!
「私の後ろに回って」
ヨシアさんを盾にして、みんなの視界から外れた隙にパンツの位置を修正。
いい感じになった。
「ありがとう」
「ふふ、本当にイブキさんは私がいないとダメね」
その後に他のみんなの動きを観察していたら、気にせず堂々とハーフパンツの上から位置を修正する子や、みんなの視線が外れた一瞬で修正する子とかもいた。
女の子は大変だ。
体育の授業が終わり着替えのために教室へ戻る。
汗をかいたので制汗スプレーを使っている子も多い。
汗の匂いとスプレーの臭いが入り乱れて教室は異様な空間へと変貌した。
女の子は大変だ。