告白準備期間
文字数 2,137文字
アレンは、聖書のとあるページを覚えた。今は、恋が実らず辛い思いをしているのだと……。主であるキリスト様に読み上げる。
どのようなときも、わたしは主をたたえ
わたしの口は絶えることなく賛美を歌う。
わたしの魂は主を賛美する。
貧しい人よ、それを聞いて喜び祝え。
わたしと共に主をたたえよ。
ひとつになって御名をあがめよう。
わたしは主に求め
主は答えてくださった。
脅かすものから常に救い出してくださった。
主を仰ぎ見る人は光と輝き
辱めに顔を伏せることはない。
この貧しい人が呼び求める声を主は聞き
苦難から常に救ってくださった。
主の使いはその周りに陣を敷き
主を畏れる人を守り助けてくださった。
味わい、見よ、主の恵み深さを。
いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。
主の聖なる人々よ、主を畏れ敬え。
主を畏れる人には何も欠けることがない。
若獅子は獲物がなくて飢えても
主に求める人には良いものの欠けることがない。
子らよ、わたしに聞き従え。
主を畏れることを教えよう。
喜びをもって生き
長生きして幸いを見ようと望む者は
舌を悪から
唇を偽りの言葉から遠ざけ
悪を避け、善を行い
平和を尋ね求め、追い求めよ。
主は、従う人に目を注ぎ
助けを求める叫びに耳を傾けてくださる。
主は悪を行う者に御顔を向け
その名の記念を地上から絶たれる。
主は助けを求める人の叫びを聞き
苦難から常に彼らを助け出される。
主は打ち砕かれた心に近くいまし
悔いる霊を救ってくださる。
主に従う人には災いが重なるが
主はそのすべてから救い出し
骨の一本も損なわれることのないように
彼を守ってくださる。
主に逆らう者は災いに遭えば命を失い
主に従う人を憎む者は罪に定められる。
主はその僕の魂を贖ってくださる。
主を避けどころとする人は
罪に定められることがない。
(詩編 34:1~23)
わたしの口は絶えることなく賛美を歌う。
わたしの魂は主を賛美する。
貧しい人よ、それを聞いて喜び祝え。
わたしと共に主をたたえよ。
ひとつになって御名をあがめよう。
わたしは主に求め
主は答えてくださった。
脅かすものから常に救い出してくださった。
主を仰ぎ見る人は光と輝き
辱めに顔を伏せることはない。
この貧しい人が呼び求める声を主は聞き
苦難から常に救ってくださった。
主の使いはその周りに陣を敷き
主を畏れる人を守り助けてくださった。
味わい、見よ、主の恵み深さを。
いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。
主の聖なる人々よ、主を畏れ敬え。
主を畏れる人には何も欠けることがない。
若獅子は獲物がなくて飢えても
主に求める人には良いものの欠けることがない。
子らよ、わたしに聞き従え。
主を畏れることを教えよう。
喜びをもって生き
長生きして幸いを見ようと望む者は
舌を悪から
唇を偽りの言葉から遠ざけ
悪を避け、善を行い
平和を尋ね求め、追い求めよ。
主は、従う人に目を注ぎ
助けを求める叫びに耳を傾けてくださる。
主は悪を行う者に御顔を向け
その名の記念を地上から絶たれる。
主は助けを求める人の叫びを聞き
苦難から常に彼らを助け出される。
主は打ち砕かれた心に近くいまし
悔いる霊を救ってくださる。
主に従う人には災いが重なるが
主はそのすべてから救い出し
骨の一本も損なわれることのないように
彼を守ってくださる。
主に逆らう者は災いに遭えば命を失い
主に従う人を憎む者は罪に定められる。
主はその僕の魂を贖ってくださる。
主を避けどころとする人は
罪に定められることがない。
(詩編 34:1~23)
それを心配そうな表情を浮かべてサラとギルバードがアレンを見つめていた。
ガタン、と音を立てたサラとギルバードが教会の椅子に足をとられ、バランスを崩し、共に教会の赤いカーペットの上に転がったのである。
その音に驚いたアレンは、後ろを振り返る。すると、サラがギルバードを押し倒し、乗り掛かったような状態になっているのをアレンは目撃してしまったのだ。
ここは、教会。神様の見ている神聖なる場所。アレンは、顔を真っ赤にして一人騒ぎ始めた。
サラがギルバードの上から退いたのでギルバードもようやく立ち上がることができる。アレンは、二人の行為に何かと興味を持ったみたいでとある願望が心に芽生えた。
弱気なアレンにサラとギルバードは、大きなため息をついた。そして、サラとギルバードからとある助言をもらう。
アレンは明日の朝、カレンに告白することを決めた。だから、今日の練習が終わったら、聖書を読もう、と心に決めたのであった。