好きの気持ち
文字数 2,075文字
決して音楽の女神には、手を出しませんので一緒に寝ることぐらい許してください。これが初めてでないことも許してください。
一夜の夢とかそういうのは無しにして、アレンとカレンは仲良く夜食のホットミルクを飲んでいた。
そろそろ日付が変わろうとしている。外は雪が降り始め、外を出歩く勇者のような人も誰一人いない。時々聞こえてくるのは、男女のいかがわしい甘い声が隣からもれてきているぐらいだ。
カレンは椅子から立ち上がり、アレンに近づいてきて、掌を同士が重なりあった。
それを見たカレンは、アレンに微笑みかける。
それだけでアレンは、顔を真っ赤にさせてしまう。好きすぎてたまらない。しかし、カレンは不満そうな表情を浮かべてアレンを見つめていた。