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文字数 350文字


たった2〜3日前は
暑さで参ってたのに
今朝は間に合ってない衣替えに
バタバタさせられている
あんなに苦しかったマスクさえ
今日はないと困るくらいだ
暑くて一喜一憂
寒くて右往左往
心も体も休まらない毎日
イヤフォンから聞こえてくる
あなたの歌声の先に
同じ空間で汗だくになってる
きっと今日よりもずっと寒い
そんな冬の空の下
あなたを囲った匣のナカは
服装くらいで悩むような
ちっぽけな僕の心は
そのまた来る特別な日を
この寒さの中で待ち焦がれてる
たくさんの言葉に乗せて
僕らに届けてくれる熱は
匣を飛び越えて
たくさんの溜まった澱を
燃やし尽くしてしまうだろう
だからその日まで
うまくいかないことも
見えないように袋に詰め込んで
しっかりと燃やし尽くせるように
汗と涙という燃焼剤に浸しておく
冬へのカウントダウンを
迷惑かけられながらも
楽しんで嘆こう
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