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文字数 320文字



美味しいものと引き換えに
頭痛に支配された夜
時代に蝕まれていく範囲は
休んでも眠っても続いてる
そのせいで眠りたくても
頭だけはしっかり冴えて
欲しい温もりよりも
身体中冷やす事を要求してくる
そうなると言うことを聞かないから
横になりながらも酒が抜けるまで
どうでも良い事を頭の中で
自問自答してはつまらない答えに
たどり着いて堂々めぐり
答えの本音はいつも僕の中にあるから
悲しいけれど今は枠の外を見ることができない
胸の支えまでおろそかにして
誤魔化しながら生きてるし
僕自身も本当のことを知らない
こんな辛い夜だけど
こんな日だけは新しいことを
受け入れられないから
着飾らない自分の気持ちを
冷静になって考えられるから
たまには安くて美味い酒も
悪くないなんて気休めながら思う
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